第四話「オシオキ」 ※
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
楽しい決闘も終え、ホテルに戻った俺たちは各々に割り振れられた部屋へと戻り一夜を過ごした。草薙は何か用事があるのか直ぐに帰国したが、俺たちは明日帰宅する予定だ。
ローマに来てからというものシアの相手が出来なかったためホテルに着くなり早々、メイド妻の相手をさせられた。俺だけ黄色い朝を迎えたぜ。
時刻は朝の六時。いつもならこの時間にはシアは起床しているなのだが、隣では全裸ですやすやと眠る嫁の姿が。先程まで互いに貪り合っていたから今は夢の中だろう。おかげ様で手で三発、口で四発、胸で五発、膣で十二発も出したぜ。疲労、体力、精力、その他もろもろを回復させる能力がなければここまでハッスルするのは難しかっただろうな。
汗で髪を身体に張り付かせたシアに口づけし、自室へと戻る。ちなみに朝まで睦合った場所はシアの部屋だ。俺の部屋は隣である。
「シャワーでも浴びるか」
部屋に戻った俺はシャワールームに直行するが、すでに誰かが使用していることに気がついた。耳を澄ませばシャワーの音に混じってエリカの鼻歌が聞こえてくる。
出るまで待つかと回れ右をするが、ふと思い留まった。
――そういやアイツ、草薙との決闘では妙に奴を褒めてたな……。フッフフフ……夫の目の前で別の男を褒め称えるとは、いい度胸じゃないか。
戦闘中でも周囲の情報はリアルタイムで把握できる。無論、いつの間にか近くで観戦していた外野に草薙の権能を解説しつつ、称賛の声を上げていたのは言うまでもなく知っていた。
――ここは今一度、誰が夫なのかをその身体に教え込まないとな。これは再教育だ!
「能力『無意識の選別』発動」
これは他者の意識と無意識を操る能力であり、嗅覚、視覚、聴覚の認知を阻害する効果を持つ。触覚と味覚だけは認知されてしまうため、触れると効力を失うのが難点だ。
俺は脱衣徐で着物を脱ぎ捨てると、そのままシャワールームへと突入した。
「〜〜♪ 〜〜〜〜♪」
――クックック、何も知らずに暢気にシャワーを浴びておるわ。では、今こそ我が怒りを思い知れぃ!
エリカの背後に回り「Revolutionary both hands!!」との声とともにその豊満な胸を背後から揉みしだく。
「きゃあっ、な、なに!?」
触れたことで『無意識の選択』の効力が無効となり、俺のステルス迷彩が解かれてしまうが、構わん。すでに我が手は敵の陣地を占領中だ!
「よぉ、エリカ〜」
「あ、あら、蒼蓮? どうしたのかしら急に。もしかして、シアとしたのにまだ足りないの?」
「クックック、エリカさんよぉ……、お前さん、ちぃとばかし草薙くんを褒
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ