スーパーロボット大戦OGs
0102話
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つまり、隠しユニットの入手条件を満たせなかったんだろう。
「W17、止まれ」
アンジュルグの進行方向へと向かい、ガン・レイピアを撃ち込む。
「武装解除して、レモンからの再調整を受けろ。そうすれば今回の件は見逃してやる」
「それではラミア・ラヴレスとしての私は失われてしまいます。そうならない為に私は出てきたのです。Wナンバーとしての自分と決別する為に」
「決別か。やはりお前はレモンの最高傑作に値するよ。W17……いや、ラミア・ラヴレス。だが、この先に進みたいのなら俺を倒していく事だ」
「了解した」
「ここではシロガネに被害が出る。少し離れるぞ。ヴィンデル、先にも言ったが補給物資の搬入を急いでくれ。何かが近づいてきているぞ」
「T-LINKシステムに反応があるのか?」
「というよりも、念動力が俺に何かを告げているという感じだな。嫌な予感がする」
「……了解した。物資の搬入を急がせる」
シロガネからある程度離れた所で、アンジュルグと向かい合う。
既に俺はT-LINKシステムの結界を生成し、いつでも戦闘が可能な状態だ。
「来い、ラミア・ラヴレス。お前がW17ではなくラミア・ラヴレスとして進むというのなら、そうするに足る力を俺に見せてみろ。時間はそうある訳ではないが、全く無いという訳でもないからな。お前がそれまで生き残る事が出来たのなら……」
「了解です。命令ではなく、ラミア・ラヴレスとしての道を行く為に隊長を倒して進みます。隊長、立ち塞がるなら撃ち貫くのみ」
「くくっ、その言葉だけでお前が誰の影響を受けたのか良く分かるな……来い!!」
どちらかと言えば射撃型のアンジュルグだが、距離を取って戦うのではなくミラージュ・ソードを展開して、グロウセイヴァーへと斬りかかってくる。
その攻撃を横に移動する事で回避し、頭部のバルカンポッドから発射されるバルカンで牽制する。
「なるほど。射撃戦闘では勝ち目がないと見て、近接戦闘を挑むか。確かにこのグロウセイヴァーの性能を知っているお前ならそうするだろう」
「隊長とグロウセイヴァー相手に射撃戦をする程無謀ではないのでな!」
まるでフェンシングのような素早い突きを連続で放ってくるアンジュルグだが、T-LINKシステムによる結界でその動きを感知している俺にとっては回避するのはそう難しくない。
「アダマン・ハルパー、起動!」
こちらに攻撃の為の動作をさせまいとする連続の突きだが、人間で言う後方宙返りの要領で空中で1回転し、その姿勢制御中にアダマン・ハルパーを起動。
「はぁっ!」
そして空中で1回転したその勢いのまま、掬い上げるように大鎌で下から斬り上げる!
「くぅっ!」
大鎌をミラージュ・ソードで受
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