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遊戯王GX 輪廻に囚われし赤
六武衆
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フルしながらツァンが話しかけてくる。

「まあな。自動シャッフルに音声によるサーチ、ランダムサーチ機能が搭載されてるからな。来年には販売が行なわれるみたいだが、それなりの値段がするそうだ」

「そう、残念ね」

「時間がかかっても良いのなら改造しても良いぞ。デザインとかも用意してくれるならその通りに作っても良いぞ。勝てたらな」

「上等よ」

シャッフルが終わりツァンもデッキをディスクにセットする。

「「決闘」」

先攻は、ツァンか。出来れば先攻が欲しかったが仕方ない。

「私のターン、ドロー。よし、永続魔法六武衆の結束を2枚発動。このカードは六武衆と名の付くモンスターが召還、特殊召還されるたびに武士道カウンターを乗せる。そしてこのカードを墓地に送り、このカードの上に乗った武士道カウンターの分だけドロー出来る。私は六武衆―ザンジを召還、更に私の場に六武衆と名の付くモンスターが居る事で手札から六武衆の師範を特殊召還するわ」

六武衆の結束 武士道カウンター 0→2
六武衆の結束 武士道カウンター 0→2
六武衆―ザンジ ATK1800
六武衆の師範 ATK2100

ヤバい、回ってやがる。このままだとアレが来るか?

「そして2枚の結束を墓地に送り、4枚ドロー。よし、更に私の場に六武衆と名の付くモンスターが2体居る事で手札から大将軍 紫炎を2体特殊召還するわ。そして連合軍を発動。カードを1枚伏せてターンエンド」

ツァン LP8000 手札2枚

六武衆―ザンジ ATK1800→2600
六武衆の師範 ATK2100→2900
大将軍 紫炎 ATK2500→3300
大将軍 紫炎 ATK2500→3300
永続魔法 連合軍
セット1枚

キツい。キツすぎる。この状況をなんとか出来る事は出来るが、さすがは六武衆。展開力が高すぎる。それでも頑張ってみせる。カードよ、オレに応えてくれ。

「オレのターン、ドロー」

よし、カードはオレにちゃんと応えてくれた。行くぞ、日の目を浴びて来なかったカード達よ。今こそ、その真の力を見せつけてやれ。

「オレはおジャマ・レッドを召還する」

「「「「おジャマ!?」」」」

おジャマ・レッド ATK0

「おジャマって、あのおジャマよね。しかも見たことのないおジャマだわ」

「ああ、世間では弱小や雑魚などと呼ばれているシリーズだ。真の力も知らずにな。おジャマ・レッドの効果発動。このカードが召還に成功した時、手札よりおジャマと名の付くモンスターを4体まで特殊召還出来る。来い、イエロー、グリーン、ブラック」

おジャマ・イエロー DEF1000
おジャマ・グリーン DEF1000
おジャマ・ブラック DEF1000


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