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遊戯王GX 輪廻に囚われし赤
六武衆
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「ツァン・ディレよ。よろしくしなくていいから」

まあこんな時間まで付き合わされれば機嫌が悪いのも頷ける。

「決闘位なら放課後にでも声をかけてくれればいつでもするぞ」

「貴方、結構声をかけ辛いのよ。なんというか大人びているというか。それにシンクロ召還のテスターもしていたっていうし」

「オレとしてはそんなのは気にしないんだがな。それよりも決闘しなくちゃ駄目か」

「ええ、機会は逃したくないの」

そう言って明日香はディスクを構える。

「分かったよ。とりあえずどのデッキとやりたいか決めてくれ」

持ってきているデッキケースを並べる。

「一番右のよ」

一番右か。中身を確認せずにDホイールのディスクにセットする。ディスクを腕に装着してスタートボタンを押す。自動でデッキがシャッフルされデッキトップの五枚が飛び出す。明日香も準備を整えていたのか手札を構えている。

「「決闘」」

オレの先攻からか。あっ、明日香には悪いが終わった。

「すまん、オレの勝ちだ」

「「「「え?」」」」

「オレのターン、ドロー。手札から王立魔法図書館を召還。魔法カード二重召還を発動して鉄の騎士 ギア・フリードを召還」

王立魔法図書館 ATK0
鉄の騎士 ギア・フリード ATK1800

「王立魔法図書館の効果、魔法カードが発動された時、このカードに魔力カウンターを乗せる。そして最後のキーカード、蝶の短剣?エルマを発動。ギア・フリードに装備」

王立魔法図書館 魔力カウンター 0→2

「ギア・フリードは自分に装備された装備カードを破壊する。蝶の短剣?エルマは破壊されれば手札に戻る。そして、王立魔法図書館は自分に乗っている魔力カウンターを3つ取り除く事でカードを一枚ドローする」

「無限ループ!?」

「そしてオレはエクゾディアパーツが揃うまでこれを繰り返す」

18枚程ドローした所でエクゾディアが揃う。エクゾディアパーツをディスクに置くと背後にエグゾディアが現れ、灼熱の炎で明日香を焼き払った。

「運が悪かったな」

ディスクからデッキを取り出し、ケースに戻す。ディスクも腕から取りは「待ちなさい」ずすのを止める。

「ちょっとだけ興味が沸いたわ。私とも決闘しなさい」

「ツァン、一体どういう風の吹き回しなの?」

「別に、何だって良いでしょ。それで受けるの、受けないの?」

「受けよう。ただし、さっきのデッキ以外でだ」

図書館エクゾを除いたデッキを見せる。

「真ん中よ」

真ん中か。今度はちゃんと中身を確認する。うん、六武衆が相手でも何とかなるかな。デッキをセットすると自動でシャッフルが行なわれる。

「便利よね、それ」

デッキをシャッ
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