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ゲームの世界に入った俺は伝説のサムライになりました。
3話 コヴォルト退治 前編
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!」
「おはようございます!」
村長と打ち合わせを終え、刀を腰に差して外に出ると結構な数の村の人たちに
迎えられた。
もしかして出てくるのを待っていてくれたのだろうか?
「ん?何だみんな。もう来ていたのか?」
「そりゃあ、村長。
鬼眼のキョウが戦いに行くんだ、見送りぐらいするさ」
俺の後から家に出てきたオランドゥさんが村の人たちに声を掛けると
昨日、偽者に斬られそうになっていたスキンヘッドのおじさんが
答える。
「その件なんだが、青年団に経験を積ませる為に何人かついていってもらおうと
いう話になった。ジャッコー、誰かいないか?」
「じゃあ、俺とエドとディッキーに……」
スキンヘッド…じゃなかった、ジャッコーさんが次々とパーティーの
メンバーの名前を挙げて決めていく。
「じゃあ、キョウ殿。行きましょうや」
「よろしくお願いします。キョウさん」
「はい、お任せください」
メンバーも決まり、準備も万端。
俺は6人の青年団と共にコヴォルトの出るという近くの森に向かった。
☆☆☆☆
私の名前はイシュラ・アローネ。
ただいま、師匠と青年団の後を尾行中。
何故こんな事をしているのか?
そんなの、決まってる。
師匠の戦う姿をもう一度見るため。
あわよくば途中で合流して、冒険に連れて行ってもらうの!
…………。
てくてくと付いていくけど、問題のコヴォルトは一匹も出てこず。
拍子抜け。
師匠も青年団の皆もどうするか話し合っているみたい。
今なら合流できるかな?
「ギギッ」
「なによ、五月蝿いわね。
今忙しいの」
「ギッギギ!」
「もう!五月蝿いって言ってるじゃない!……え?」
さっきから、鬱陶しく話しかけてくる奴に文句を言って振り返る私。
そして、後ろで私に話しかけていた存在に一瞬呆ける。
だって、私の後ろには………。
錆びた剣や斧を持った、沢山のコヴォルトが居たのだから……。
☆☆☆
「何も出てきませんね……」
「おかしいな……少し前に沢山のコヴォルトを見たって奴がいるんですが……」
「見間違いだったんじゃね?」
俺と青年団が何時まで経っても出てこないコヴォルトについて話をしていると…。
キャァァァァァアア!!
少し離れたところから、女の子と思われる悲鳴が聞こえた。
もしかして……誰か襲われている!?
「出たのか!?」
「誰か襲われてるのか?」
「キョウ殿!?」
悲鳴に向かって走る俺。
あれ?俺ってこんなキャラだったけ?
自分の行動に疑問を持つも、俺の脚は悲鳴の主に向かって全速力で走る。
ええ
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