暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 小さい頃から時空管理局に勤めていた少年
査察と報告
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見つかるなんてな。』
「ジェイル・スカリエッティー。なんのよう?」
何て言うか凄すぎる。
このレポートを見つけた時に通信が入るなんて。
『もう知っているのではないかね。人工魔導師生産計画の失敗作。コード[future]。』
「やっぱり僕のことなんですか。薄々自分が他の人とは違うと気がついてはいた。それが確実になっただけ。」
僕はフェイトさんとは違う。
その程度のことで落ち込まない。
でも涙が止まらなかった。
『管理局の上層部は密かに君を殺そうとした。だから急な転勤があったんだよ。』
管理局が僕を殺そうとした?
そんなまさか。
『証拠を知りたいかね。だったら新暦60年の人工魔導師計画のレポートを見てみなさい。』
僕は今さっき見つけたレポートの近くをもう一度探した。
〜人工魔導師計画〜
コード[facsimile]
クローン培養。
細胞提供者;キリエ・オオカリ一等陸尉。
目的
前実験の失敗作を超える作品の製造。
成功したのちには[future]の抹消。
結果
[future]よりも魔力量が減少。
より失敗。
任務
[future]の監視。
名前をリカ・オオカリ
実験担当者;プレシア・テスタロッサ
保護責任者;キリエ・オオカリ
〜以上〜
「そんな。」
まさかオオカリ二佐が僕を殺すために造られたなんて。
そんなの嘘だ。
嘘に決まっている。
「こんなの嘘だ。」
僕はスカリエッティーに向けて言った。
しかしスカリエッティーは顔色を変えずに、
「これが事実なのだよ。」
僕は一瞬にしてスイッチが切れたように倒れた。
最後にスカリエッティーが言っていたのは、
『これで全ての準備が整った。』
だった。

僕が次に目を覚ましたのはベットの上だった。
「准将。よくご無事で。」
となりにいたのはオオカリ二佐だった。
僕は怖くなった。
「オオカリ二等陸佐。あなたの任務は何ですか?」
僕はオオカリ二佐を疑ってしまった。
これが良くないのはわかっていた。
「私の任務は夏村未来。あなたのサポートです。」
「嘘だ。僕を殺すために造られたんだろ。そう言えばいいじゃないか。」
「何を言っているんですか?確かに私はあなたを殺す為に作られました。でも計画書にもあったように、今はあなたのサポートが私の任務なのです。証拠です。」
オオカリ二佐は聞かれるのが分かっていたのか、計画書の続きを見せた。
〜追加計画〜
先の実験で造られた二人の人造魔導師は互いに協力することで一定の成果を出すものであることが判明した。この事より二人を同じ部隊に所属させることが望ましい。
さらに[future]と[facsimile]は[fate]には備わっていない機能がある。
融合魔法(ヒュージョンマジック)。
二人
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