第六章
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か」
「普通なのね」
二人はそう実感していた、特に智秋を見て。
「魔術も普通に考えていいのね」
「部長が調べてたの美味しいお抹茶のレシピだったのね」
「沸騰させてるから何かって思ったけれど」
「お茶だったのね」
合コンで使うそれだったのだ。
「で、ミサとはパーティーで」
「歌も歌ったけれど」
勿論今時の歌をカラオケの様に皆で歌ったものだ。尚二人も歌ってかなり高評価だった、特に麻美の歌が好評だった。しかも。
「部長流石に凄かったわね」
「合唱部のホープでもだけはあるわよね」
「凄い歌唱力だったわね」
「歌でも生きていられるわよ」
歌手にもなれるだけの歌唱力だったというのだ。
「あんな上手だとね」
「そうもなれるけれど」
「けれどとにかく黒ミサってね」
「そうね。実際はああだったのね」
麻美は繪里子のその言葉に頷いた。
「楽しいものだったのね」
「何かまた参加したくなったわ、私」
繪里子は微笑んで言う。
「ああした楽しいものならね」
「私も。所謂校内合コンだからね」
「健全に明るく楽しくやれるし」
「彼氏も出来る可能性高いし」
このことも話される、そしてだった。
二人はこれからも魔術部、ひいては黒ミサに参加することを楽しみにしていた。そこにはおどろおどろしいものは何もなく楽しいものがあった。
黒ミサ 完
2012・12・29
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