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仮面の美女
第三章
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 一歩も前に出ない、だがだった。
 ヴォルテールは美女を見据えそのうえで彼女に言った。
「若し私の言葉が事実なら」
「それならば」
「その仮面を外して下さい」
 ヴォルテールは告げた。
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