第二章
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して濃く淡いものです」
「それが何か、ですね」
「そうです。それは何でありましょう」
「互いに矛盾しそれが並存する」
ヴォルテールは言う。
「そして縦も横も色もある」
「その他にも様々なものが」
「それが何か、それは」
ヴォルテールは一呼吸置いてから美女に答えた。
「世界です」
「こjの世界ですか」
「世界は果てしなく広がっています」
自分をその中に置いた言葉だった。
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