第一章
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「死んでもらって困る奴はいないからな」
犠牲、それは避けなくてはならないというのだ。
「パイロットはとりわけ育てることにも手間隙がかかるからな」
「召集してそれで終わりじゃないですからね」
「ああ、だから本当に死ぬな」
くれぐれもと、司令はルードに強い声で語った。
ルードもそれを受けて今は生きること、出撃して敵を倒すことを考えていた。その中で何時の間にかだった。
彼は隊舎で戦友達に時間のある時にこんなことを喋った。
「最初は俺も英雄になろうって思ってたよ」
「ドイツを救う英雄だよな」
「それにだな」
「ああ、敵を一機でも多く撃墜してな」
それによって、そう考えていたことを戦友達に話す。
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