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赤髪の刀使い
決意と協力者
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を綻ばせる。

(協力者げっと)






「おっとそうだ。
フレンド登録しないか?
こんな状況だし、ちょっとでも連絡を取れる人が多い方がいいだろうからな!」

なんか下心が見え見えなんですけどー
まぁフレンド登録ぐらい別にいいんだがな。
リズも呼んで野武士とフレンド登録をする。

「クラインさん?」

「あぁクラインであってる。
そっちの嬢ちゃんはユウちゃんで、そっちの嬢ちゃんはリズベットちゃんでいいのか?」

「はい。あってます。リズでいいですよ」

今まで黙ってたリズが俺の代わりに言った。

「そうだ!
今度、俺ら《風林火山》ってギルド作ろうかと思ってるんだが入らねぇか?」

その申し出はやんわりと断っておくことにする。







「ちょっとだけ狩っていこうかな」

近くに沸いたフレイジーボアを見ながら俺はつぶやく。
回りにはまだクライン達がいるからちょっと口調を変えておく。
クライン達と少し話してみたが俺が普通に男だと言っても情報を広めるのを止めるってことは絶対にないだろう。
あのクライン達はどっちかというと自分から命を散らすのではなく、人のために命を散らすような生き方をしそうだ。いや…どちらも生き残るように一生懸命あがいてあがいて、それでいて無事に生き残るような気がする。

俺の言葉を聞き取ったのかクライン達がフレイジーボアを一体譲ってくれた。
俺の狩り方に興味があるのだろうか。

「…ふっ!」

俺はいつものように瞬動を用いてフレイジーボアに接近し、そのままの勢いで5回切りつける。
1発目は両前足の根元、2発目は首、3発目はフレイジーボアの原型であろう猪の心臓のある部分を両断、4発目は胴体を、5発目はついでで両後足の根元を。
2発目の首の時点でHPが0になっていたフレイジーボアは3、4、5といった追撃が終わった後ようやくポリゴンとなって消えた。
俺の目の前にドロップ品と経験値のウィンドウが現れるが昨日と同じだったから、気にせずにウィンドウを閉じた。


「な、なんだあれ!」

クラインが大口を開けて俺と先ほどまでフレイジーボアがいた場所を交互に見ている。
周りの人たちのように「俺もできるのかな」とかいってソードスキルを使って俺の再現をしようとしたりはしないのかな。

「あれは私が現実で練習して出来た技術かな。
現実と殆ど一緒だから再現できたの」

やっぱこの口調疲れる。

「技の名前は!」

「……瞬動だけど」

俺が技名を言うとクラインも目を輝かせて「俺に教えてくれ」って言ってきた。
だが、俺はこの技を身につけるまで3年の月日を要したのだ。
教えてもいいが、何年かかるか分からないというとクライン
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