第一章
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ンまでな」
こんな有様だった。どうにかなるとはとても思えなかった。
それで彼等は諦めたのだ。どうでもなれと。
もう居直って日々を過ごすことにした。だが。
急に町に一匹のドラゴンが来た。それはサラマンダー、全身が燃え盛る龍だった。
サラマンダーは町の門の前まで来てこう言ってきた。
「いいでしょうか」
「げっ、サラマンダーかよ」
「あいつも強いぞ」
門の上から戦士達が嫌そうな声をあげる。
「凄い炎吐くし全身が燃えているし」
「あんなのそうそう相手に出来ないぞ」
「魔法の武器、氷のがあっても」
氷の魔法があってもだ。
「あいつは生半可な相手じゃないのに」
「あんなのが出て来たのかよ」
「遂に終わりの時が来たな」
戦士達は最後の時が来たと思った。遂にドラゴン達が町に攻めに来たと思ったのだ。だがサラマンダーはその彼等に言うのだった。
「挨拶に来ました」
「えっ!?」
皆この言葉に唖然となった。
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