暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンシティ
第一章
[2/2]

[9] 最初 [2]次話
ンまでな」
 こんな有様だった。どうにかなるとはとても思えなかった。
 それで彼等は諦めたのだ。どうでもなれと。
 もう居直って日々を過ごすことにした。だが。
 急に町に一匹のドラゴンが来た。それはサラマンダー、全身が燃え盛る龍だった。
 サラマンダーは町の門の前まで来てこう言ってきた。
「いいでしょうか」
「げっ、サラマンダーかよ」
「あいつも強いぞ」
 門の上から戦士達が嫌そうな声をあげる。
「凄い炎吐くし全身が燃えているし」
「あんなのそうそう相手に出来ないぞ」
「魔法の武器、氷のがあっても」
 氷の魔法があってもだ。
「あいつは生半可な相手じゃないのに」
「あんなのが出て来たのかよ」
「遂に終わりの時が来たな」
 戦士達は最後の時が来たと思った。遂にドラゴン達が町に攻めに来たと思ったのだ。だがサラマンダーはその彼等に言うのだった。
「挨拶に来ました」
「えっ!?」
 皆この言葉に唖然となった。
[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ