第一章
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ていいますと」
「褌も毎日かえてるよ」
そちらも清潔にしているというのだ。
「出征中も身奇麗にしてて蚤や虱は涌かさなかったよ」
「そうですかい」
「奇麗にしてたんですね、その時も」
「それに今も」
「しかも石鹸を使っているよ」
そこまでして奇麗にしているというのだ。
「それで蚤や虱が涌く筈がないだろ」
「じゃあ何ですかね」
「どうして痒いんですかね」
「さあねい。あたしにもわからないよ」
こう言いながらしきりに身体を掻くjのだった。だが。
その彼に朝一はある日楽屋で深刻な顔をしてこう言った。
「おい、ちょっと上着脱ぐんだよ」
「いきなり何ですかい?」
「いいから脱ぎねい、いいね」
「あの、あたしは男、、ましてや師匠とは」
「安心しな、あたしもそっちの趣味はないよ」
朝一もこのことは断る。
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