第四章
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「お互いに気を遣うより猫に気を遣えよ」
「可愛がれっていうんだな」
「猫はそうしていいんだよ」
こいつはとにかく動物が好きだ、家ではフェレットを可愛がっている。
「甘やかしてもいいからな」
「猫は甘やかしたら際限なく悪くなるんじゃなかったか?」
「それがまたいいんだよ、犬はそうはいかないがな」
「猫はいいんだな」
「存分に甘やかしていいからな」
俺に強い声で話す。
「二人と一匹で仲良くやれよ」
「ああ、じゃあな」
俺もその言葉に頷いた、そうしてだった。
猫が引き戻してくれた幸せに心から感謝した、そのうえでもう二度と幸せは手離さないでおこうと決意した。
あの頃に戻れるなら 完
2013・1・26
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