第二幕その十
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」
「はい。何度も申し上げているようにこのドゥルカマーラ、嘘は申しません」
にこりと笑ってそう言った。
「それではその日までさようなら」
「さようなら!」
村人達も兵士達も別れの言葉を贈った。
「先生有り難う!」
「御恩は一生忘れません!」
ネモリーノとアディーナもいた。ベルコーレも苦笑しながら手を振っている。その横にはちゃっかりとジャンネッタを置いている。
ドゥルカマーラは後ろに向かって手を振りながらその場を去っていく。馬車は次第に遠のいていく。
村人達は彼の姿が完全に見えなくなるまで手を振り別れの言葉をかけていた。そして二人の幸せを適えたこの愛すべき山師のことを何時までも忘れなかった。
愛の妙薬 完
2004・11・6
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