襲われる兎
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誰もが拒否するのに決まっている。まぁ、意図的にしているか知らないけど。それと、織斑千冬だけど―――死んだよ」
「「え!?」」
「つまらなかったなぁ。懇願するひまもなく呆気なく死んじゃったし」
束はキーボードを操作して千冬の状態を見る。
「………お前、お前ぇぇええええええッ!!!」
雄叫びと同時に上からミサイルが飛来する。それは祐人たちに直撃したかに思われた。
「温い温い。その程度で俺を殺そうと思っているみたいだけど―――無理だ。だってお前―――俺と違って弱いもん」
「黙れぇぇええええ!!!」
さらに上空からビームが撃たれるが、祐人たちに届くことはなかった。
彼はその間にプライベート・チャネルを簪に繋げる。
『今の内に凰を連れて逃げろ。援軍はいらん』
『……わかった』
簪は指示に従ってすぐに打鉄弐式を展開して凰を抱えてそこから離脱した。その間にも束の猛攻が祐人を襲うが、祐人には一つも通らなかった。
「何で……何で……!!」
「別に教えてもいいけど、お前には恨みが募っているからさ。知らずに死ねよ」
祐人の手に何かが現れ、それが割れると同時に祐人の手に黒い玉が現れる。そしてそれを束の方に投げた。だが、
―――ドォンッ!! ドォンッ!!
くーが束を庇って近接ブレードで弾く。
「ふ〜ん。随分と献身的なんだな」
「束様は私の主ですから」
「へ〜。まぁ、どうでもいいけど」
祐人はさほど気にせずに周りに黒い玉を展開した。
「襲え」
祐人の声を合図に黒い玉が一斉に襲った。
「―――ォォォオオオオオオオッ!!!」
雄叫びをあげながら白いISが乱入して、その後ろにフォローに回るかのように赤いISが乱入した。
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