スーパーロボット大戦OGs
0101話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「きゃあああっっっっっっ!」
悲鳴を叫びながら、地面へと墜落していったのはビームガトリング砲からの細かいビーム弾を雨霰と食らったアステリオンだ。元々アイビスは技量的には他のメンバーに比べると数段落ちる。その差をアステリオンの性能で埋めていたのだが、その高機動戦闘を得意としているアステリオンに面射撃と言ってもいいビームガトリング砲は天敵だったのだろう。
そのアイビスに比べて技量的に勝っているマサキの乗るサイバスターは鳥形の形態であるサイバードへと姿を変え、ファントムのレーザーブレードを回避しながらこちらへと近づいてくるが、W15の指揮するエルアインスのツイン・ビームカノンを撃ち込まれそれ以上進む事が出来ないでいた。
「……さて」
全力射撃が一段落し、俺も展開していた4つの砲身を折りたたみ、ファントムを背後に従えながら敵部隊の様子を眺める。
ウォーダンのスレードゲルミル、エキドナのヴァイサーガやその他の機体も俺の背後で待機したままだ。
そして着弾の土煙が風で消え去った後には、殆ど全ての機体が多かれ少なかれ損傷してその足を止めていた。
「馬鹿な……なんだ、今の射撃は」
「あれが、インビジブルマン、いやアクセル・アルマーの本気だっていうのかよ」
ブリットとイルムの声が聞こえてくる。その声にはらしくない事に震えが混じっているのに気が付く。
「R-3パワードのストライク・シールドと同様の武装……いえ、武器をコントロールする精密性や念動力の強さ、そして数……全てにおいて私を上回っている? あの30機近い武装を全てコントロールするなんて、本当に私と同じ念動力者なの?」
「アヤ……」
驚愕するアヤと、姉を心配するマイ。
そんな2人の声を聞きながらも、再度ハガネとヒリュウ改の部隊へと通信を送る。
「どうした? シロガネを追うのだろう? このままではそれも出来ないぞ。そもそも、お前達はインスペクターを倒すと言っているが、俺に勝てないようでその望みが叶うと思っているのか?」
「あんなメチャクチャな攻撃が何度も出来る訳ねぇ! お前等、ブルってないで攻撃を仕掛けるぞ!」
カチーナのその激に勇気づけられたのか、再度こちらへと接近してくる機体群。
「W15、W16、好きに暴れろ」
「承知。行くぞ!」
ウォーダンのスレードゲルミルが斬艦刀を構えたまま、キョウスケのアルトアイゼンへと突っ込み。
「E1からE10はL1からL10と同時に後方からの支援射撃。残りは私に続け!」
エキドナの命令でエルアインス10機とランドグリーズ10機が後方からの支援射撃を行い、残りはヴァイサーガと共に敵へと突っ込んでいく。
「さて、なら俺は誰を狙うか……っ!?」
周囲を見回している
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ