暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D〜まれびと〜
少年期 始まりの第一話〜スイッチが入るお話
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を吐いちゃうのよ」
「いや、そういうことじゃ―――まぁいいか」
それは引っ込み思案というのだろうか? 今世紀最大の謎に俺は出会ったのかもしれない。
「で? なんで俺を呼んでたんだ?」
「あれよ、あれ」
「おーい! 白鷺義一クーン? いないのか、それじゃ―――」
「ちょ! タンマ、居ますここに! ・・・・・・サンキューな香珠姫!」
というわけで俺の番
「それじゃ始めてくれ」







最初に見えるのは火、世界が火に包まれている光景―――俺が想像していたもの。
世界を燃やし尽くせるんじゃないかと思うほどの業火が俺の中に入ってくる、そして見た、炎の階段、進化の―――






「――――――ッ!」
凄まじい恐怖、あれは登ってはいけない。
進化の螺旋に足をかけた瞬間に、凄まじい恐怖が襲いかかってきて一気に現実に戻された。
エヴォリミットで主人公に何でもっとバンバン進化しないんだとか思ったが、進化しなかったんじゃない、進化できなかったんだ。
進化とはすなわち退化である。
その先にゆくには俺は何かを捨てなければならない、例えば主人公は現人神になるのに、太陽の接続者になるのに、進化の先をゆくのにココロを捨てた。
大切なものを切り捨て、身を削ってたどり着く場所に一瞬でたどり着く代わりに、あの階段を登るには大切なものを捨てなくちゃならない。

ては汗が大量に吹き出ている。
オレがあの階段を見ることができたのは知っていたからだ、この結晶(アースサイト)がどういうもので、何のためにあるのかを。
あの階段はすべての生命のなかに存在し、それを必要とする意志と状況が揃った時に認識できる。
「・・・・・・あの階段のことはあとで考えよう」
「どうかしたのか?」
「あ! なんでもありません」
「それで能力は?」
能力・・・階段のことで頭がいっぱいになって忘れてた。
「多分炎かと」
「やはり白鷺だね、それじゃあ見せてくれるかな?」
「・・・・・・はぁ!」
イメージはエヴォリミットの主人公、不知火義一の姿、炎の創世と操作、右腕に炎を纏う姿だ。
「・・・・・・」
凄まじい熱量、だが熱くない、やはり俺が炎だからだろうか?
「・・・・・・それじゃあジャンプしてみてくれ」
ビューンというのが適切だろうか跳んだというより飛んだ。
「あー高坂さん」
「32Mです、強力性は7、あと自らから離して使えないタイプみたいです」
「検索結果は希少性は発火系とはいっても強力なので暫定として5、有用性は熱量から8か9なのですが近距離限定なので7です」
「発火能力レベル6ですか、発火系としては異例の数値ですね―――では次・・・天津香珠姫さま」
「様はやめてよね、おつかれ! ・・・・・・名前なんだっけ?」
「白鷺義
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