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混沌の魔術師と天空の巫女
第2章 妖精の尻尾
ギルダーツ
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「鐘の音ですね・・・。」

「うん。」

ルーシィさんは驚き、俺は冷静に、ウェンディは俺の言葉に頷く。

「この鳴らし方は・・・!!!」

「あい!」

「おおっ!」

「まさか!!」

「?」

ナツさん、グレイさん、エルフマンさんは知っている様で、ジュビアさんは知らない様ですね・・・。

「ギルダーツが帰ってきたァ!!!」

「あいさー!!!」

「「ギルダーツ?」」

俺とウェンディはその名前に首を傾げる。

「あたしも会った事ないけど・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強の魔導師なんだって・・・。」

「へぇー。」

「うわぁ!」

ルーシィさんの話に俺とウェンディはそう言う。しかし・・・

「凄い騒ぎようですね・・・。」

「お祭りみたいだね、お兄ちゃん。」

「そうだな。」

「ホント、騒がしいギルドね。」

「だね〜。」

俺達はギルドの騒ぎ様にそれぞれそう言う。

「みんなが騒ぐのも無理はないわ。」

「ミラさん。」

俺達の下にミラさんがよってきた。

「3年ぶりだもん・・・帰ってくるの。」

「3年も!!?何してたんですか!?」

ミラさんの言葉に驚くルーシィさん。

「もちろん仕事よ。」

「仕事?」

ミラさんの言葉に俺は疑問の思った。

「S級クエストの上にあるSS級クエストってのがあるんだけど・・・」

S級クエスト、確かS級魔導師しか受けられない、とても危険なクエストでしたっけ?
それより上がSS級クエストですか・・・。

「そのさら上に10年クエストって言われる仕事があるの。
 10年間、誰も達成した者はいないだから10年クエスト。」

「へぇ〜そんなのがあるんですか・・・。」

「ギルダーツはそのさらに上、100年クエストに行ってたのよ。」

ミラさんの言葉にルーシィさんは唖然とする。

「100年クエスト・・・・・・100年間・・・
 誰も達成できなかった仕事って事ですか・・・!?」

「それにしても騒ぎすぎじゃないかしら?」

「確かにな、それに・・・」

外からこんなのが聞えてきた。

『マグノリアをギルダーツシフトへ変えます。町民の皆さん!!
 すみやかに所定の位置へ!!繰り返します・・・』

こんな声が・・・

「ギルダーツシフトって何ですか?」

俺はミラさんに聞いてみた。

「外に出てみればわかるわよ。」

「外?」

俺達は外へ出てみた。何と壁が現れ、ここのギルドへの道になっていた。

「町が・・・割れたーーーーーーーーーーっ!!!!」

「ギルダーツは触れたものを粉々にする魔法を使うんだけど
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