BFO編ーダブル・マーシャル編ー
40.終わらぬ事件
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...」
かすれる声で少年は喋る。
「えっ?」
「俺を......連れてって.....くれ....」
「わかったよ。病院に連れて行けば.......」
「違う.......」
あたしの言葉を終わる前にかすれる声で遮る。
「倉庫.......に.......」
「倉庫?」
少年は、体を無理やり動かしながら地面に落下するスマホを指差す。
「ゆ.....イ.......案内......を.....」
『無茶ですよ!その体じゃ!』
スマホの中の少女が少年の身体を心配する。
「それ.....でも......いかなきゃ......いかなきゃいけねぇんだよ!!スグを.......」
「えっ?.......今.....スグって言った?」
そんなことあるわけがない......ありえない。........でも。
「まさか......シュウ?シュウなの........」
少年は、立ち上がりながらこちらを驚いたような顔で見る。
「な、なんで俺のプレーヤーネームを.........もしかして.....レイナ?」
「会えた........シュウ!」
あたしはシュウの体を抱きしめる。
「レイナ!痛ぇよ!」
「あっ!ゴメンね!」
シュウから慌てて離れる。
「とりあえず行こっか?」
「いや.......俺は......」
「スグちゃんを助けに行くんでしょ?」
「.........レイナ」
「さぁ、早く乗って」
ヘルメットをシュウに投げる。
「頼むよ!レイナ!」
「了解!しっかり掴まっててね!」
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