BFO編ーダブル・マーシャル編ー
40.終わらぬ事件
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離にある倉庫の一角にリーファさんはいます』
「........十km」
チャリで最低でも三十分はかかる距離だ。
でも.........
「ユイ!案内してくれ!!」
『はい!わかりました!』
自転車をかっ飛ばす。
(待ってろよ、スグ!!)
どうしてこんなことになっているのだろう。
あたしはいつもように帰り道を帰ってる最中に背後から誰かに襲われて.......気がついたらどこか知らない倉庫の中で手足を縛られている。
「ようぅ!お目覚めかい.......直葉」
目の前に大きな体格の男の人が現れる。
「立凪くん?どうしてここに?」
立凪.......あたしと同じクラスで集也くんと決闘を行った人だ。
「だいたい察しがつくだろ......直葉」
「集也くんに負けたんだ」
「だからお前をここで犯す.......そしてそのビデオを録画してあいつに見せてやるよ.......ハハハハッ!!」
「えっ?」
恐怖のあまり体が動かない。
(助けて.......集也くん......)
『シュウさん、そこ右に曲がってください』
「おう!」
息を切らしながらも自転車を全速力で漕ぎ、スグがいる倉庫へと向かう。
(待ってろよ、スグ!!)
『シュウさん、前!!』
「.......えっ!?」
スグのことで頭がいっぱいで俺は前方から来ていたトラックの存在に全く気づいていなかった。
ハンドルを思いっきり横にきる。......がトラックは回避したが俺は外壁へと激突する。
「.......す....ぐ.......」
そのまま俺は意識を失っていく。
「はぁ〜、まさかだったな〜」
まさかシュウに彼女がいたなんてな.........はぁ〜
気分がてらにいく宛もなくバイクを走らせる。すると遠くの方に地面の上に横たわる大きな何かがある。
「何、あれ?」
恐る恐るスピードを徐々落とし近づいていくとそれは...........道路に倒れる人だ。
慌ててバイクから降り、身体中から血を流す、あたしと同じくらいの歳の少年が......
「大丈夫、キミ?」
道路に倒れる少年の近くには前輪が大破した自転車。
『シュウさん!シュウさん!』
そして少年の前に落ちるスマホからは少女の声が聞こえる。
『お願いです!シュウさんを助けてください!』
「.......シュウ」
その名前を聞くと胸が痛くなる。
「わかったよ」
あたしは倒れる少年を抱きかかえ、動こうとすると男の子があたしの腕を掴む。
「ま......待って......くれ...
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