12.ロストクリスマス
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俺たちは後ろから来る結晶に気づかず綾瀬のシュタイナーがその結晶から俺たちを守ってくれた。
『うわぁぁあぁっ!!』
「ツグミ、緊急ペイルアウト!!」
『ガイ、まだ戦えます』
綾瀬のシュタイナーの動きが止まる。
そして俺たちを目の化け物が無数に囲む。
そんなことをしている間に"始まりの石"が一つの指輪の形となる。
「それでは、最後に彼女の力を借りましょうか」
白衣の少年が言うと......俺が求める彼女が選ぶ現れた。
「.....シオン」
シオンは両手を縛られて気絶している。
「それでは、椎名シオン.......イブの犠牲となれ」
白衣の少年はシオンの胸の前に手を差し出す。
すると光が溢れ出す。
「まさか!!」
「そのまさかです」
シオンからヴォイドが取り出された。
取り出されたヴォイドは.......指輪
「螺旋の契りを、今ここに」
すると、赤いまるでDNAのような形の輪が無限の形を画く。
「シオン!!!」
俺は周りの目の化け物を処刑剣で蹴散らしながらシオンの元へ向かう。
「待て、カイ!!」
ガイの言葉を聞かずに俺はシオンの元へ向かった。
だが、数が多すぎる。
倒しても倒しても増え続ける。
「はぁ.....はぁ......」
届く距離にいるのに届かない。
......俺は.......シオンを絶対に助けるんだ!!!
次の瞬間を再び右腕が光を放つ。
だが、俺はヴォイドを取り出している。
なぜだ!?
でも、今は.......俺の力......偽りの王の力にかけるしかない!?
俺は右手で持っていた処刑剣を左手に持ち替える。
すると、更なる光が溢れ出し光が消えると右手の中にロンギヌスの槍が姿を現す。
「ヴォイドを同時に二本出現させただと!?」
「わかんないけど、スゴイ力だ」
「いのり!!!」
集の叫び声があたりに響く。
『シュウ、誰を呼んでるの』
目の化け物が集を狙う。
「集!!」
ロンギヌスの槍を投げ飛ばし目の化け物を粉砕する。
「ありがとう、壊」
「とっとと終わらせるぞ」
「うん、カイ!!ガイ!!」
集がガイのヴォイドを出現させる。
ガイは自らのヴォイド......黒い銃をいのりに向けて銃口を向ける。
そして、いのりに向けて放つ。
黒い銃から放たれたレーザーはいのりの胸を貫く。
貫いた瞬間、いのりの胸から巨大な剣が姿を現す。
「ヴォイドを強制的に出現させるヴォイド!!......人の心を引き出す銃か!!」
集と俺は走り出す。
「シオンは返してもらう!!」
シオンを捕らえてい
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