第八話『ラウラ・ボーデヴィッヒ』
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隊の隊員にしたいんだ。私からも頼む!」
シュハイクはスウェンに頭を下げる。たった一人の隊員の為にここまでするシュハイクに、スウェンは感服し
「……頭を上げてください。先程の話を聞いてしまったら、断るのも断れません」
「!? ということは!」
「ラウラの事は任せてください、俺がどこまでやれるかわかりませんが」
「ありがとう……スウェン」
「いえ、やれるところまではやりますよ。ラウラが途中で挫折しなければ良いんですが……」
/※/
「それは本当か!?」
「ああ、戦い方を教えてやる。だが俺は手を抜けない、怪我の一つは覚悟してもらおう」
「元よりそのつもりです! スウェン少尉!」
「流石に俺が訓練中は着きっきりには出来ないが、自由演習の時ならば問題はないだろう。早速だが今日から始めていくぞ」
「了解です! スウェン少尉!」
「……どうした、いきなり」
「い、いえ……スウェン少尉は教えていただく立場なので、これは普通かと」
「そうか……可笑しなやつだ」
「お、可笑しいですか?」
「ああ、可笑しい」
スウェンは僅かに微笑みながら言う。
そうして、ラウラはスウェンとの訓練が始まっていった。
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