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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十五話 迫り来る惨事
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ね」
「そう思っておきな。拳法の話はやけに複雑になるからな」
「どうしてかね、それはまた」
とりあえず拳法にまつわるような話の展開は一先中止となった。しかしそれでも修羅についての話は続けられるのだった。光が言う。
「あの人達、物凄い闘志だったよ」
「そうね」
光のその言葉に海が頷く。
「普通じゃない位ね」
「ただの闘志ではありませんでしたわ」
風もそれを感じていた。
「まるで。戦うことだけが生きがいのような」
「丁度あれね」
キーンが言う。
「ハイパー化する直前みたいな」
「激しい闘志だ」
ニーが付け加える。
「少なくともあのフォルカやアリオンという男達からはそれを感じる」
「待ってよ、それだけのオーラ力を出したら」
チャムも話に加わってきた。
「身体がもたないよ、それこそ」
「その通りだ」
ショウはチャムのその言葉に頷く。
「あんな状況で戦い続ければ何時か身体だけじゃなく心も壊れてしまう」
「それ、よくわかるぜ」
トッドはショウのその言葉に賛同してみせた。
「というか実感したぜ」
「トッド」
「実感!?」
「ああ。バーンさん、あんたは俺よりもだろ」
「うむ」
バーンはトッドのその言葉に頷いた。
「その通りだ。私がハイパー化した時だ」
「ああ」
「確かに憎悪に心を満たされていた」
ハイパー化する時の条件だ。
「しかし。それと共に闘争心も暴走し」
「あの修羅達みたいに?」
「近い」
はっきりと皆の問いに答えた。
「あの闘志の高さだった。あの状態を続ければ」
「間違いなく崩壊します」
シーラが出て来て述べた。
「ハイパー化するよりも前に」
「ですが。一つそれから逃れる方法があります」
「エレ様」
「それは一体」
エレにショウとリムルが問う。
「それをエネルギーに変えるのです」
「闘志をエネルギーに変えるのですか」
「そうです。ですがそれもまた」
エレの顔が曇る。
「おそらく危険です。そうしたマシンは闘志を命に変えて吸収しますので」
「ではどのみち」
「はい。おそらく彼等は命を削って戦っています」
こうショウに答えた。
「ですから彼等の命は」
「私達のオーラ力とは全く違う使い方なのは確かだな」
「そうだな。そんな恐ろしいマシンがあるなんてな」
ショウは今度はガラリアの言葉に応えた。
「正直思いもしなかった」
「けれどさ。命を削ってるのならあれだけの強さもわかるよ」
チャムがショウに話す。
「だからあの連中は」
「ああ。かなり手強いのは間違いないな」
「それとだ。あのガキだけれどな」
今度はトッドがまた言ってきた。
「どうしたの?」
「あの連中のオーラ力も妙だよな」
「オーラ力が?」
「そうだ。作り物みたいな感じだ」
首を傾げな
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