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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十五話 迫り来る惨事
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す。
「違うのか!?」
「まあそうね」
兄の言葉にいい加減うんざりしてきて答えた。
「わかったら。前を向いて」
「ああ」
「何だ、御前」
アリオンは今の二人のやり取りを見てあることに気付いた。
「妹の尻にしかれてるのか?」
「うるせえ!」
ムキになってそれを否定する。
「誰がだ!」
「だから御前だろ」
またコウタに言う。
「御前の他に誰がいるんだ」
「この野郎、言わせておけば」
「おいおい、八つ当たりはするなよ」
また軽い調子でコウタに言う。
「風に八つ当たりはな」
「何か知らねえけれど御前みたいにむかつく奴ははじめてだぜ」
完全に彼の主観である。コウタの。
「許せねえ!」
「また八つ当たりかよ。まあいい」
しかしアリオンはコウタのその激情をあえて受けるのだった。
「こっちもそれでやりがいがあるしな!」
「喰らえっ!」
コンパチブルカイザーの攻撃がアリオンを襲う。両者の闘いが本格的にはじまった。
その周りではロンド=ベルの他の面々が修羅のマシンと戦っている。彼等は戦っているうちにあることに気付いた。
「んっ、こいつ等」
「そうだな」
デュオの言葉にウーヒェイが頷く。
「接近戦がやけに強いな」
「しかも格闘だ」
それを見抜いたのだ。
「なら方法がありますね」
「そうだな」
カトルの言葉にトロワが頷く。
「一方が接近戦で引き付けて」
「もう一方が遠距離から狙い撃つ」
「それが一番だな」
ヒイロも応える。
「なら・・・・・・!」
「よっし!後ろは任せたぜ!」
「俺達が行く!」
「御願いします!」
デュオ、ウーヒェイ、カトルがまず突っ込む。まずはデスサイズヘルカスタムとアルトロンカスタムが敵の攻撃をかわしつつその中に切り込む。
「ちょっとばかり痛いが我慢しな!」
「一撃で終わらせる!」
それぞれサイズとトライデントを縦横に振り回し周りの敵を薙ぎ払っていく。カトルはマグアナック隊を呼び彼等と共に切り込んだ。
「頼みましたよ!」
「お任せ下さいカトル様!」
「一緒に行きましょうぜ!」
マグアナック隊の強さはかなりのものだった。彼等とカトルの一斉攻撃で敵陣に穴が開いた。そこにトロワが一斉射撃を加える。
「修羅であろうとも。敗れることもある」
そう呟きつつ攻撃を放つ。続いてヒイロが敵に照準を合わせる。
「ゼロが見せた未来に」
照準を合わせつつ彼も言葉を呟く。
「御前達はいない」
そのツインバスターライフルでの攻撃は決定的だった。敵陣に大きな穴をさらに開け勝敗さえ決してしまった。大きく開いた敵陣にロンド=ベルの主力が入り込んだのだ。
「今よ!」
ゼオラが叫ぶ。
「アラド、ついて来て!」
「ああ、クォヴレーはどうした!?」
「もう先に言ってるわ」
「何
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