第五十一話 邪悪なるグラドス
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てサイクロプスのボタンをドカンだからね」
「そうそう」
あの時はサザーランドも呆然としたのである。流石に。
「そういえばあいつどうなったんだっけ」
「今軍法会議受けてるわよ」
一連のとんでもない行いの結果である。
「そう、じゃあもう見ることはないわよね」
「絶対にね」
「それでだ」
凱が言ってきた。
「すぐにロンドンに向かうんだな」
「グリーンランドで補給を受けてね」
ミサトが凱に答える。
「それからだけれどね」
「よし、じゃあそれで行くぞ」
「ただし。気をつけてね」
「んっ!?」
ここでミサトは言うのだった。
「既にイギリス自体が彼等の勢力圏に入っているわ」
「イギリスがか」
「ええ。だからスコットランドでも」
スコットランドをまた話に出す。
「来る可能性は高いわ」
「そうか」
「へっ、だったらそれでいいぜ」
甲児はここでも強気だった。
「出て来るその側からよ。叩き潰してやるからな」
「そういうことですね」
甲児のその言葉に洸が頷く。
「グラドスだけは放っておいたら何をするかわかりませんからね」
「そういうことだぜ。じゃあよ、皆」
「ええ」
「わかっているぜ」
皆甲児のその言葉に応える。そして。
「行くぜ、ロンドンに!」
「おうよ!」
こうして彼等は怒りに燃えながらロンドンに向かうのだった。しかしその前にグラドス軍が立ちはだかるのだった。戦いはまた激しくなろうとしていた。
第五十一話完
2008・3・8
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