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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十一話 邪悪なるグラドス
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「えっ!?」
「本当ですかそれは」
それを聞いて驚いたのはタリアだけではなかった。アーサーもであった。
「そうだ。大英博物館のものを次々と破壊し地球圏の文化を全て抹殺しようとしているらしい」
「何て奴等だ・・・・・・」
「今まで色々な奴等と戦ってきたけれどよ!」
甲児は怒りを露わにさせていた。
「そんな奴等ははじめてだぜ、おい!」
「それでだよ、司令官さん!」
シンも怒りに満ちた声でミスマルに問う。
「そいつ等皆殺しにすればいいんだよな!」
「ちょっとシン」
ルナマリアがそれに言う。
「それは極論過ぎるでしょ」
「御前だって同じ考えだろ!?」
「まあそれはそうだけれど」
ルナマリアもそれは否定しなかった。
「あの連中は仕方がないでしょ」
「そういうことだよ。だから皆殺しにしてやるんだよ!」
「そうだシン!」
一緒にダイゴウジも叫ぶ。
「あいつ等だけは許せん!」
「おうよ旦那!
リョーコも同じ考えだった。
「あいつ等、今度もギッタンギッタンにしてやるぜ!」
「その意気だ!」
「何か随分過激ですね」
ヒカルはいつもの調子だった。
「まあ私もグラドス嫌いなんですけれどね」
「グラドス、許せない」
イズミもであった。
「ドスでドスっと」
「イズミ、ひょっとしてそれってグラドスのドスなのか?」
段々駄洒落がかなり強引になってきていた。
「無理があるなんてものじゃねえぞ」
「ま、まあとにかくね」
ミサトが今の無理があるどころではない駄洒落で破壊された雰囲気を何とか元の白熱したものにしようと出て来た。
「ロンドンに一気に攻めるわよ」
「攻めるんですか」
「ええ、スコットランド方面からね」
こう言うのだった。
「グリーンランド経由でね」
「グリーンランドか」
アムロはそれを聞いて考える顔になった。
「あそこには連邦軍の大規模な基地もあるしな」
「太平洋区の管轄になっている」
ミスマルが述べた。
「あそこで補給や整備を受けてはどうかな」
「グリーンランドかあ」
何故かシンジは首を捻る。
「何かなあ」
「あれ、シンジグリーンランド嫌いなの?」
「嫌いっていうかね」
メイリンに答える。
「寒いのは。ちょっと」
「寒いの嫌いだったの」
「寒過ぎるじゃない」
困った顔で述べる。
「だからさ。あそことかアラスカはあまり」
「そういえばアラスカっていえば」
「そうよね」
ルナマリアもメイリンもここで嫌なことを思い出した。
「サイクロプスで死にそうになったわよね」
「あの長官」
三輪のことを思い出す。
「味方ごとあたし達を亡き者にしようとしたわよね」
「それ聞いた時思わず引いたわよ」
そうなるのに充分なことであった。
「サザーランドさんの意見突っぱね
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