第二幕その三
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た」
王妃はヨカナーンの言葉に顔を顰めさせる。
「また言うのね」
「金色の目と瞼を持つバビロンの娘よ」
バビロンの淫婦のことである。これはヨハネの黙示録にあるが実際はヘブライを苦しめたローマを指し示していると言われている。だがヨカナーンはこれを王妃への言葉に使っているのである。
「裁きは近いぞ。覚悟はいいな」
「あの声を黙らせなさい」
王妃はそう周りの者に黙らせる。
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