暁 〜小説投稿サイト〜
サロメ
第二幕その三
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
た」
 王妃はヨカナーンの言葉に顔を顰めさせる。
「また言うのね」
「金色の目と瞼を持つバビロンの娘よ」
 バビロンの淫婦のことである。これはヨハネの黙示録にあるが実際はヘブライを苦しめたローマを指し示していると言われている。だがヨカナーンはこれを王妃への言葉に使っているのである。
「裁きは近いぞ。覚悟はいいな」
「あの声を黙らせなさい」
 王妃はそう周りの者に黙らせる。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ