第一部第二章 銀河の群星その六
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り基礎を固めるべき指導者がまず必要であると」
「そうです、これはどの組織にも言えることですが」
「成程」
キロモトは八条の言葉を最後まで聞いて頷いた。
「それならば最適の人材がいますよ」
「誰ですか?アメリカのマクレーン提督ですか。それとも中国の劉提督でしょうか」
二人共名の知られた人物である。軍人としてだけでなく人物の評判もいい。
「確かにあの二人も悪くはないですね。ですが」
キロモトは言葉を続けた。
「私は彼等以上の人材を知っているのです」
「それは誰ですか!?」
八条はまた問うた。
「今私の目の前にいる方です」
そう言って悪戯っぽく笑った。
「な・・・・・・」
八条はキロモトのその言葉に対し絶句した。
「貴方ならば軍を主導出来ると信じています。期待していますよ」
「閣下、冗談は止めて下さい」
八条は言った。
「私は若輩の身に過ぎません。それに軍歴があるといっても僅かです。そのような人物に新しく生まれた軍の統率が出来ると思われるのですか」
「はい」
キロモトは答えた。
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