暁 〜小説投稿サイト〜
赤髪の刀使い
鋼鉄の城アインクラッド
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多分このバグは見つかったばかりってわけじゃないだろうし、他の人もメッセージを送っているだろう。
無駄にメッセージを送って運営側が混乱してはいけないだろうから俺たちはとりあえず運営が動くまで待機しておこう。

「今日は家で焼肉なのにぃぃ」

リズが落ちたい理由ってそれか…

「んーβテストの時もこんなバグなんてなかったのだけど…
ログインしてる人数が増えたから起こったバグなのかな」

「さぁな。
俺にはさっぱりだ」

あぁそうだ今の内に聞いとくか。

「そういやSAOには刀があるらしいが、どこで手に入るんだ?」

「第2層目からNPCが売ってるけど…結構扱い辛いらしいよ。
攻撃力的には片手剣以上両手剣以下で、リーチも両手剣ぐらいね
一応片手で振ったり両手で振ったりできるみたいだけど」

そこだけ聞くと結構良さそうな武器に思えるんだが。

「問題は、耐久値が低いってこと、β時代にも何人か刀を使っていたけど、他の武器に比べて2倍くらいの勢いで耐久値がなくなっていくみたいね。
それに刃が薄いから結構あたり判定がシビアらしくて、ボス戦の時は問題ないんだけど、
その辺の小型モンスター相手だと手間取るみたいね」

耐久値が少ないか…まぁ一度使ってみるか。
手に入れれるのは第2層と…

「ん。
分かった」

「もしかして抜刀術とかに興味がお有り?」

アルゴが聞いてくる。
抜刀術か…イメージとしては、
抜刀→斬る→納刀→「またつまらぬものを斬ってしまった」→獲物がバラバラ
とかいうイメージなんだが…

「いつのアニメよ…」

アルゴが呆れてるが、俺にはそんなイメージしかない。


「うがぁぁぁお肉がぁぁぁ」

リズはそんな女子が出さないような声で叫ばない。







急に俺たちの体が光り出した。

「これは…テレポート?」

アルゴが言う。
俺は何かいやな予感がしたため、未だに「肉〜」って言っているリズとアルゴを掴む。

「へ?」

「もしかしたら座標が違って別の場所に飛ばされるかもしれないからな」

別のオンラインRPGでも狩場から安全圏へのテレポートでパーティメンバーが街の中でだが、離ればなれになったからこのSAOでもありえるかもしれない。
掴まえておけば座標がそこまでずれることはないだろう。
そして俺らは今までいた狩場から姿を消した。








「ここは…」

「《はじまりの街》…」

俺とリズ、アルゴは周りを見渡すとどんどん青い光が生まれ、テレポートしてきた人達がどんどん集まってくる。


《WARNING》《WARNING》《WARNING》


急に周りの景色が赤くなり空に文字
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