暁 〜小説投稿サイト〜
赤髪の刀使い
鋼鉄の城アインクラッド
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る。
俺は現実ではあまり有名ではないが剣術を教わっている。
護身用に覚え出したものだが俺の習っている剣術は熟練すれば銃の弾を斬ることなんて容易く行えたりする。
聞くところによるとマシンガンの飽和状態でも防ぎきることができるらしい。
前師範代がそれを行えたという話は道場でも有名な話だ。
まぁ前師範代は二刀小太刀だったが、俺は大太刀を用いた剣術を習っている。
俺の大太刀でも銃弾は斬れるが、流石にマシンガンの飽和状態を防ぎきるなんて芸当は流石に出来ない。
飽和状態でなかったらできるかもしれないが。

構えを取った、俺はフレンジーボアに向かって一気に加速。
回りの景色すら置き去りにした一瞬の加速で俺はフレイジーボアを5回切りつけていた。
もちろんフレイジーボアはポリゴンを散らせながら消えていく。
そして俺の目の前にドロップ品と獲得経験値、それとレベルアップのウィンドウが立ち上がった。

「なんでユウはゲーム内のスキルで戦わないかなぁ…」

リズが頭を抱えているが、ゲーム内のスキルを使ったがあんなの使用後に硬直があるわ、スキルの発動までにラグが少なからずあるわで使い物にならないと思う。

ちなみに今俺がフレンジーボアにしたのは、5回切りつけるのはただ早くこの持っている片手剣を振っただけ、一瞬の景色すらを置き去りにする加速は、俺の周りが勝手に《瞬動》と名付けた。
筋肉の使い方さえしっかりと覚えてしまえば、このゲームの中でも再現は結構簡単にできるこということがわかってしまった。
まぁ瞬動の欠点としては、直線にしか進めないのと、精々10メーターが限界ということであるが、まぁ遊びの範囲のこのゲームだとこれくらいで十分だろう。
言っておくが某野菜先生の瞬動とは別物だからな。

「んー何か片手剣って使いにくいな…刀とかないのか?」

出来れば大太刀。
俺の得意な獲物は大太刀なんだが…

「確かあったはずよ。
エクストラスキルで刀のスキルがあったはずだし」

どっかの攻略サイトにでもその情報があったのか?

「ふふん、ユウも知ってるはずよ。
私たちのクラスメイトのSAOβテスターが教えてくれたのよ」

クラスメイトのβテスター…?



「オレっちの事をお忘れかナ?」

急に後ろから声をかけられた。
フードをかぶり、頬に鼠の様な3本線のフェイスメイクをしている女性がそこに立っていた。
フードの隙間から見える髪は金髪だろうか。

「誰だ!」

「あー…えーと」

「アルゴ」

ふむ…この女性はアルゴって名前なのか。

「ユウ、クラスメイトのβテスターのアルゴ」

そんな風に言われたって分かるかよ。
第一俺の知り合いにそんな口調の奴はいない。

「はァ…姫は相変わらずぶ
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