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焼き鳥ハイスクールD×D 〜 ちょいワルホスト系に転生した男 〜
レルクス・エリス
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肉体強化関係の魔術について』と『能力付加の術式について』だ。



何故このようなことを調べているのかというと、それはもちろん俺の戦力アップのためである。



まず一つ目の調べ物である『肉体強化の魔術について』は、以前俺が将来起こるであろうテロリスト、『禍の団』との戦争のために開発することを決めた『重力魔力』と『体感時間の操作』という二つの武器。その一つである体内時計の操作、支配眼(グラスパーアイ)擬きを完成させるためだ。


実は重力魔力については前世で読んでいた漫画のおかげもあり、イメージ通りに出来上がりはじめているんだが(威力はまだまだだが)、支配眼擬きの方は目に見えることでもないのでなかなかうまくイメージができず行き詰まっていた。



そのために一番上の兄であるルヴァル兄上に相談してみたところ、それならば人間が使う魔術やよその神話体系の魔術などを取り込んで見てはと、この図書館について紹介されたのである。この図書館島には冥界の貴重な資料はもちろん、今まで悪魔の駒により眷属となっていった悪魔たちが残した他神話体系の術式の資料や、大戦前から生きている最古の悪魔の一人でありながら魔法使いの協会のトップである伝説の番外悪魔(エキストラデーモン)である“メフィストフェレス”卿の協力により集められた多くの魔術の術式についての資料が所蔵されているからだ。



俺はそんなルヴァル兄上の助言に従い、この学校に入学してから二年間、暇を見つけてはこの図書館島へと通うようになっていた。



そして二つ目の調べ物である『能力付加の術式について』は、この二年間で新しく思いついた三つ目の武器を手に入れるための物だ。



この能力付加、通称『エンチャント』と呼ばれる術式は主に魔導具などの開発の際に使用されるものであり、例えば炎を出す魔剣を作る際にはこの術式を使い、剣に『魔力を炎に変換する』術式を付加してやっと完成するのだとか。



実はこの能力付加の術式はこのような単純な物だけではなくもっと複雑な事もできるようで、所有者の意志によりその重力を加減したり物体の移動する速さを変えたり。そしてなんと、原作でグレモリー眷属の騎士である木場祐斗が自らの神器を用いて作り上げた『光喰い(ホーリーイレイザー)』や『龍殺しの聖魔剣』のような『光殺し』や『龍殺し』のような特殊な能力も付加できるらしいのだ。



実際に冥界には、この術式で造られた龍殺しの魔剣や特殊な効果のある魔剣がいくつもあるの存在するのだとか。(たださすがに強度や切れ味は伝説クラスの魔剣には及ばないらしいが)



俺はこの術式の存在を肉体強化関係の魔術について調べている過程で知り、ある考えが浮かんだのだ。



俺たちフェニックス家の悪
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