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自由の灯り
第二話
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お嬢様。そちらの方はどちら様ですか?」
「ただいま、ロックス。彼はディア、ルバーブ連山で出会ったんだ」
「そうでしたか、初めまして、私はロックスプリングスと申します、ロックスとお呼びください」

ロックスは笑顔で話しかけるとディアも自己紹介をし、カノンノに椅子に座るよう言われ椅子に座る。
椅子に座ると食事をしていたメンバーに話しかけられ、ディアは自己紹介を始める。

「初めまして、僕はディア、ディア・ブライトです、よろしくお願いします」
「俺はセネル・クーリッジだ、よろしく」
「私はシャーリィ・フェンネスです、よろしくお願いします」
「俺はスタン、スタン・エルロン、入隊希望か?」
「ちょっとスカタン!あたしの紹介がまだでしょ、あたしはルーティ・カトレットよろしく」

ディアたちは挨拶を済ませるとカノンノが事情を説明し、スタンが驚きながらディアに話しかけた。

「えぇ!ディアは記憶喪失なのか!?」
「うん、何にも覚えてなくて、名前もカノンノに決めてもらったんだ」

ディアは話終えると、スタンは「俺にできることがあるなら何でも相談してくれ」と言いディアはお礼を言うと、キッチンにいた女性が料理を運んできた。

「初めまして、私はクレアと言います、よろしくお願いしますディアさん」
「よろしくお願いします、すごく美味しそうですね」

ディアはテーブルに置かれた、マーボカレーを見るとカノンノがロックスとクレアは料理上手だと説明し、マーボカレーを食べ始めた。
ディアもカノンノに続き、渡してもらったスプーンでマーボカレーを食べると口の中にカレーの美味しさと辛さが広がった。

「うわぁ・・すごく美味しい」
「でしょ、二人が作る料理はすごく美味しいよ」
「二人とも、ご飯を食べる前にいただきますを言わないと駄目ですよ」

ロックスに怒られ二人は「いただきます」と言い再びマーボカレーを食べ始めた。
30分後、マーボカレーを食べ終えたディアとカノンノはお風呂に入り、ディアは甲板で寝ると言い出し、カノンノが慌てて説得する。

「本当に甲板で寝ちゃうの!風邪ひいちゃうよ」
「大丈夫だよ、それに外の方が気持ちいいだろうし、あまり迷惑をかけたくないし」
「でも、アンジュさんに部屋を用意してもらおうよ、外は寒いだろうし」

それでもディアは断りカノンノを部屋まで送ると、アンジュが居るホールに向かった。
ホールに着くとアンジュがディアに気付き話しかけてきた。

「あら?ディア君、どうしたの、もう10時だよ」
「えっと、魔術?でしたっけ?それに関係してる本を一冊貸して欲しいんですけど」
「魔術の本?それならちょうど一冊使ってない本があるよ、待っててすぐ持ってくるから」

アンジュが自分の部屋に戻り、ディアはアン
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