木山春生と乱雑開放(ポルターガイスト)
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か。」
私はキャパシティダウンのプログラムを見て驚いてしまった。
能力者の脳波に直接影響を与える音なんてあり得ない。
能力者の脳は全員一定の接点しかないのにどうしてこんなものが作れたのか。
正直気になるけどあとにしておかないと。
この場合は脳波に影響を与えられないように最初から対キャパシティダウン用の音を流したほうが早いかも。
でも大がかりな装置になるからやっぱり一人では無理か。
今日は暇になっちゃったから少し散歩にでも行ってきますか。
そして私は外に出て気がついた。
現在は01;00。
もう一回言うが01;00である。
つまり夜中。
「なんで部屋のシャッター開けなかったのよ。」
私は一人言を言いながら寮を出た。
目的地は私とお祖父ちゃんが昔一緒にいた先進教育局に向かった。
枝先さんの事を詳しく知るために。
「可笑しいな、こんなところに車が有るなんて。」
見たことのある車だったから余計に嫌な予感がする。
私はパスワードを打ち込もうとしたところで電気が通っていないのに気づいた。
「ちょっと実験室に入ってみようかな。」
実験室に向かう途中でいきなり電気が付いた。
同時に警備システムも作動した。
「何処のバカよ。死んでいたセキュリティーに電気を流したのは。」
この時に私は周囲を確認してから文句を言えば良かった。
「誰がバカだって。」
私の前に常盤台の超電磁砲と木山春生がいた。
「何でもないですよ。ちょっと失礼。」
私は携帯を取り出して、
「常盤台の寮の電話番号は確か・・・・・」
「ちょっと。雫さんやめて。」
必死で止めにかかる御坂さん。
ちょっと面白いかも。
「冗談ですよ。でも完全下校時刻はとっくに過ぎていますよ。」
私はいつになく風紀委員ぶった。
私は自分の行動だが吐きたくなってきた。
「そろそろ行きたいのだが。木原も来るのか?」
「私のこと覚えているの?」
私は先進教育局のなかでは一時的に研究員として配属された。
研究員として来たので授業は受けていない。
「覚えているさ。君は木原幻生の孫だからな。」
「お祖父ちゃんは有名なんですね。」
有名でもしょうがない。
何故なら多くの実験にて功績が残っているのだから。
「そうだな。それでは行くぞ。」
この人は私のことをあまりよくは思っていないようなのです。
私としては仲良くしたいのですけど。
「私の車は二人乗りだがどうする?」
「場所さえ教えてくれれば空間移動します。」
「仕方がない。」
木山春生はやる気の無さそうな声を出しながら私の顔に近づき、
「水穂機構病院だ。」
あの病院か。これもまたついていないですね。
「了解です。では後程。」
私は意識を集中して、
「能力
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