第七十三話 覇龍と・・・
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一誠の変身に伴い、今度は闇慈が呪文を唱え始める。
『我、新に刻むは全てを破壊せし心・・・』
『万物の生を糧に生きる、魂を喰らう者・・・』
『希望を絶望に、幸福を不幸に・・・』
『我、死の恐怖を身に纏い・・・』
「【彼の者に・・・混沌なる終焉を与えん!!】」
闇慈とデスの声が一緒に発すると、闇慈の頭に大きめのフードがかかると、鼻より上の部分が影で完全に見えなくなったが、真紅の魔眼が暗闇に光っていた。そして明鏡止水とは全く違う殺意に満ちたオーラを纏い、そして翼も4枚から6枚へと変わっていた。
「【Skeith of death】『スケイス・オブ・デス』!!!」
一誠と闇慈の周辺の装飾品、床、壁、柱、天井が赤と黒のオーラによって破壊されて行った。
「ぐぎゅああああああ!!!アーシアァァァァァァァァァ!!!」
「破壊・・・する。俺は・・・全てを破壊せし者。貴様の死を・・・絶望を見せてみろーーー!!!」
獣の叫びに似た声を発する一誠は四つん這いになって飛び出す。闇慈もデスサイズ・ヘルを掲げ、光速に近いスピードで斬りかかった。
「ぬうっ!!」
シャルバは一誠と闇慈に向かって魔力弾を撃ち込むが、一誠はそれを難なく避け、闇慈はAMCマントで弾く。そして一誠は右肩に喰らい付き、闇慈は魔力を篭めたデスサイズ・ヘルで左腕を肩から斬り落とした。
「ぐわっ!!!」
シャルバが斬り落とされた激痛に悶えている間に一誠は宝玉の一部から鋭い刃を作り出すと右腕を斬り落した。
「ば、化け物共め!これが【覇龍】『ジャガーノート・ドライブ』だと言うのか!?」
シャルバの言葉を闇慈は否定する。
「違うな・・・この力の名は・・・【死輝】。死の輝きを照らし出し・・・相手に死相を刻み込む力だ!!!」
「冗談ではない!!私の力はオーフィスによって前魔王にまで引き上げられていると言うだぞ!?データ上のブーステッド・ギアやデスサイズ・ヘルのスペックを逸脱しているではないか!!!」
シャルバが一人で解析をしていたが一誠と闇慈はそんなことも目も暮れずに一誠は魔導砲のようなものを胸部に展開し、闇慈は何かを放つように両手を前にかざし、オーラと魔力を溜め始めた。
「私はこんな所で死ぬわけには・・・っ!?」
シャルバが逃げようとしたが足が金縛りのように動かなくなっており、さらに上半身には地面から影が伸び、動きを完全に封じ込められていた。
「まさか・・・私の足を・・・時を止めたのか!?」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!!』
「彼
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