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ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者
第七十二話 救出劇場
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「出来る、出来ないの問題じゃない!!やらなきゃならないだろう!?可能性は・・・ゼロじゃない!!」

「っ!!分かった!!アーシア、君の服を破壊する。だから少しの間我慢してくれ」

「はい。イッセーさんの為なら私・・・我慢します!!」

アーシアの了解を得ると一誠以外の部員達は一旦装置から離れる。巻き添えを喰らわないために。

「高まれ、俺の性欲!俺の煩悩!ドレス・ブレイクッ!バランス・ブレイカー・ブーストバージョン!!!」

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』

一誠の鎧の宝玉が赤く輝き、枷に触れている手に流れ込んでいった。そして一誠はアーシアの全裸を妄想しているのか鼻血を流しながら力を溜めて行き、そして・・・

「弾けろ!!!ドレス・ブレイク!!!」

一誠の叫び声と共に足枷が一気に破壊され、そのままアーシアのシスター服も破壊した。

(イッセー・・・君ってやっぱり可能性の塊だよ!!)

「で、出来た・・・!!」

「イッセーさん!」

アーシアは裸で一誠に抱き付いた。アーシアが装置から解放されたために、装置の動きも止まっていた。

「あらあら。大変ですわ」

朱乃は直ぐに魔力で新しいシスター服を作るとアーシアに着せた。そして再び一誠に抱き付く。

「信じてました・・・。イッセーさんが来てくれるって」

「当然だろう。でも、ゴメンな。ツラい事、聞いてしまったんだろう?」

「平気です。あの時はショックでしたが、私にはイッセーさんがいますから」

アーシアは笑顔で嬉しい事を一誠に言うとゼノヴィアも目元を潤ませ、アーシアと抱き合った。

「部長さん、皆さん、ありがとうございました。私のために・・・」

「アーシア。そろそろ私の事を家で部長と呼ぶのは止めても良いのよ?私を姉と思ってくれて良いのだから」

「っ!!はい!!リアスお姉さま!!」

今度はリアスとアーシアが抱き合った。ギャスパーは大泣きし、小猫が慰めるかのように頭を撫でた。次にアーシアは闇慈と向き合う。

「アンジさん。助けてくれてありがとうございます!!」

「本当に無事で良かったよ、アーシア。これからは一誠と一緒に楽しい思い出を作っていくと良いよ。そして君は一誠と僕が守ってあげるからね?でしょう?イッセー!!」

「ああ!!勿論だ!!さて、アーシア。帰ろうぜ」

「はい!と、その前にお祈りを」

アーシアは天に向かって何かを祈る。一誠が何を祈ったかを訊くと・・・

「内緒です」

と返されていた。その光景を闇慈はフッと笑うように見ていた。

「アーシアが助かってよか
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