第七十話 灰塵
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だって!そ、シスターとかそう言うのさ!」
((趣味がシスター?・・・まさか))
フリードの言葉に闇慈と一誠は一つの事柄が頭を過ぎる。
「しかも狙う相手は熱心な信者や教会の本部に馴染みが深い女ばかりだ。俺さまの言ってる事わかるー?さっきイッセーくん達がぶっ倒してきた眷属悪魔の女達は元信者ばかりなんだよ!自分の屋敷にかこっている女共もおんなじ!ぜーんぶ元は有名なシスターや各地の聖女さま方なんだぜ!ヒャハハハ!マジで趣味良いよなぁぁぁ!!悪魔のお坊ちゃんが教会の女を誘惑して手籠めにしてんだからよ!いやはや、だからこそ悪魔でもあるのか!熱心な聖女さまを言葉巧みに超絶上手い事やって堕とすんだからさ!まさに悪魔の囁きだ!」
「・・・なるほど。つまりアーシアが正教会から追放されたのは、ディオドラが自分の馬鹿げた趣味のために初めから仕組まれた伏線だったのか?」
フリードは闇慈の質問に答えるかのように哄笑をあげる。
「大当たり〜。アーシアちゃんが教会から追放されるシナリオを書いたのは元をただせばディオドラ・アスタロトなんだぜ〜?シナリオはこうだ。昔々あるところのある日、シスターとセッ◯スするのが大好きなとある悪魔のお坊っちゃんは、チョー好みの美少女聖女さまを見つけました。その日からエッチしたくてたまりません。でも、教会から連れ出すにはちょいと骨が折れそうと判断して、他の方法で彼女を自分のものにする作戦にしました」
『他の方法』と言う言葉に一誠の脳裏に一つの事が過ぎる。
「聖女さまはとてもとてもお優しい娘さんです。セイクリッド・ギアに詳しい者から『あの聖女さまは悪魔をも治すセイクリッド・ギアを持っているぞ』と言うアドバイスを貰いました。そこに目をつけた坊ちゃんは作戦を立てました。『ケガした僕を治すところを他の聖職者に見つかれば聖女さまは教会から追放されるかも☆』と!!傷痕が多少残ってもエッチ出来りゃバッチリOK!!それがお坊ちゃんの生きる道!!」
一誠を嘲笑うかのように、フリードはトドメとばかりに言い放った。
「信じていた教会から追放され、神を信じられなくなって人生を狂わされたら、簡単に僕のもとに来るだろう・・・と!ヒャハハハ!聖女さまの苦しみも坊ちゃんにとってみれば最高のスパイスなのさ!最底辺まで堕ちたところを掬い上げて犯す!心身共に犯す!それが坊ちゃんの最高最大のお楽しみなのでした!今までもそうして教会の女を犯して自分のものにしたのです!それはこれからも変わりません!坊ちゃん・・・ディオドラ・アスタロトくんは教会信者の女の子を抱くのが大好きな悪魔さんなのでした!ヒャハハハ!!」
一誠の心の底で、言い表せない程の憎悪が沸き上がった。その証拠に握りしめる拳からは血も噴き出していた。フリードを激しく睨み、一歩前へ出
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