第六十八話 罠
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のだからね。ま、最期の足掻きをしていてくれ。僕はその間にアーシアと契る。意味は分かるかな?赤龍帝、僕はアーシアを自分のものにするよ。追ってきたかったら、神殿の奥まで来てごらん。素敵なものが見られる筈だよ」
「なるほど。今までの言動で一つだけ分かったことがありますよ、ディオドラさん。まず一つは貴方が異様なパワーアップを見せてしましたがそれはカオス・ブリゲードと内通していたため。そしてもう一つは・・・」
闇慈はセイクリッド・ギアを発動させ、真紅の魔眼でディオドラに睨みながら殺気を篭めた言葉を発する。
「貴様は欲望の塊で、生きて行くに値しない俗物だ・・・!!イッセー!アスカロンをゼノヴィアに渡すんだ!!」
「おう!」
一誠はブーステッド・ギアを出し、先端から聖剣アスカロンを取り出してゼノヴィアに渡した。
「アーシアは私の友達だ!お前達の好きにはさせん!」
ゼノヴィアはアスカロンを手に持ち、アーシアを助けに行こうとしたがディオドラが魔力弾を放ち体勢を崩されてしまう。ゼノヴィアは聖なるオーラを弾き飛ばすがディオドラは意とも簡単に避けてしまう。今度は闇慈が翼を具現させ、アーシアを助けに行こうとするが、カオス・ブリゲードの連中がそれを拒む。
「退けぇぇぇ!!貴様等!!!」
闇慈はデスサイズ・ヘルで斬り裂いて行ったがディオドラに届く気配はなかった。
「イッセーさん!ゼノヴィアさん!アンジさん!イッ・・・」
助けを請うアーシアだったが無情にも空間が歪み、次第にアーシア、ディオドラはその中へと消えて行った。
「アーシアァァァ!!」
「イッセー!今は目の前の敵を倒す方が先だ!」
闇慈はアーシアを追おうしている一誠を引き止め、促す。一誠も頷いて囲っている悪魔との軍勢と対峙する。
(流石に数が多いな・・・デスサイズ・ヘルは多数相手には不向きだ。少し早いがアグニ&ルドラを出すか?)
デスサイズ・ヘルは大鎌なため、攻撃力は高いが大振りになってしまうため隙が大きい。つまり大人数を相手にするには少し不利があった。
闇慈はアグニ&ルドラを呼び出そうとすると・・・
「キャッ!」
「朱乃さん!?」
朱乃の声が聞こえ、その方を向くと隻眼の老人が朱乃のスカートを捲り、パンツを覗いていた。闇慈は老人に近づき・・・
「何をやっているだ!?」
と老人を朱乃から引き離すとその老人は以前ソーナとの戦いの後で会った・・・
「って・・・貴方は、オーディンさん!!」
北欧神話の最高神オーディンだった。
「オーディン様!どうしてここへ?」
「簡潔に言うなら、ゲームをカオス・ブリゲードに乗っ取られたんじゃよ。今、運営側と各勢力の面々が協力態勢で迎え撃っとる。ま、ディオドラ
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