暁 〜小説投稿サイト〜
取り合えず眠い(仮)
その1〜寝起き〜
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でも事故にしても、やっぱり原因はある訳ですからそれも究明しないと駄目ですね。
 あ、真央がつくるご飯なら何でも良いですよ]

原因究明、その言葉にため息を吐きたくなる。回収して終了みたいなゲームな感じで終わらない事に。そんな簡単に出来ていない世界に、不自由さを感じるが「それが当たり前」だと思い納得する。

[結局心労が増える訳か。面倒だな。
 了解、今度はお前が好きな魚料理にでもする]

[管理局に通報しますか?]

リニスの声の調子が上がっている事に気付く。今度は好きな魚料理だから、嬉しいのだろう。腕に縒りを掛けないとな。しかし、管理局か……。尋問とか同行とかがありそうで面倒だな。それに俺らが連絡してなくても結局来るだろう。

[いや、しない。奴等ロストロギアには過敏なんだろ?だったら、ハゲ鷹みたいに来るさ。来なくとも、俺らでも回収は出来るさ。時間はかかるだろうけど。あ〜、本当にデバイスが欲しい]

俺が魔法を使うときは何時も自分で演算して、発現させている。デバイスが無いのだから仕方ない。本当に演算を変わってくれるデバイスが欲しい。基本的に術式はリニスが教えてくれるけど、俺の魔力量は特筆するほど多くないので、その度に術式を組み換えて燃費の良いやつに変えている。その所為で術式がオリジナルと殆ど変わってしまい、俺オリジナルになってしまっている。

[あぁ……、確かに管理局はロストロギアには過敏ですからね。その所為で地上の犯罪が増えているのですから本末転倒と言いますか、何と言いますか……。
 でも確かに、管理局が来る来ないにしても、真央にはデバイスが必要ですね。機材があれば私が作っていたのですが無いですからね……。でも、デバイスが無くても魔導師ランクが大体B+〜Aあるのは凄いですよ]

魔導師ランクB+〜Aと言われても、今一実感が湧かない。理由はリニス以外と魔法で戦った事が無いからだ。しかしリニス曰く、デバイスありでB+〜Aは管理局だと天才ではないが十分出世出来るそうで、デバイスをありの俺だとAA〜AAAは行きそうなのでこの歳でそれだけの実力があるなら十分天才だそうだ。

[マルチタスクでの高速演算と、高速詠唱か?アレは元々数学が得意なのと、早口言葉が得意だからだ。それに戦闘だとかなり有効な誘導弾何て使えないからまだまだじゃないか?]

誘導弾は相手に当たるまで永遠と演算しないと駄目で、面倒臭いから苦手だ。普通はその演算の一部をデバイスに任すものらしいがさっきから言っている様に生憎俺にはデバイスが無いので、戦闘しながら誘導弾何て使えない。

[そうでも無いですよ。誘導弾は結構技術が必要な物ですから
 それに真央には『あのスキル』がありますから、使えなくても関係ないですよ]

『あのスキル』
俺が初めての実
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