暁 〜小説投稿サイト〜
取り合えず眠い(仮)
その1〜寝起き〜
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忘れてたが、朝飯はサンドイッチだからな。
 机にラップで包んで置いてあるから食べとけよ」

「ありがとうございます。真央
 朝食にしても、本来なら私がしておく事なのに」

そうリニスは言うが俺は家族なのだから別にそこまで気負う必要は無いだろうと思う。やっぱり、リニスの中には従者は主に使える者と言う考えがあるのだろう。俺的には従者も主も支え合うのが一番だと思うので、結局気負う必要は無いと思う。

「だから、そう気負うな。
 さっきも言ったが、お前は普段から頑張っているのだから
 あ、そろそろ時間だし行くな」

そして、何時もの様に玄関の扉を開け
一回リニスに振り返り

「いってきます」

と言って学校へ向かった。そして、

「いってらっしゃい。真央」

そう後ろから聞こえた。
その事に、嬉しさを感じた。恥ずかしさを感じるから、顔や口に出したくないけど独りボッチは寂しい。だから、やっぱりリニスが居て良かったと思っている。

「さて……、学校へ行こう」

そう口に出して、走り出した。




そうして、何時ものバス停に着き携帯で、時間を確認する。
後、数分したらバスが着く。しかし、ただ只管学校行きのバスを待っているのは物凄く暇だから、

[そう言えば……、昨日は本当に苦労したな……]

とリニスに念話で話しかける。リニスの身長が縮んだ理由の話だ。

[ええ……、そうでしたね。
 しかし、何故『あんな物』がこの世界に落ちてきたのでしょうか?
 あ、サンドイッチ美味しいかったです]

『あんな物』
昨日の晩に、ここ海鳴市に落ちてきた危険物。リニスが居た世界だとロストロギアと言う。こっちの世界だとオーパーツか、オーバーテクノロジー
の意味だ。で、今回落ちてきた物は、放って置くと地球滅亡とかなるそうだ。

そんな危険物を自分の身の為と地球の為に、昨日の晩は朝方まで起きて、必死に封印して回収していた。その所為で、こっちは普段から足りていない睡眠時間を、削るハメにあった。落としたやつを見つけたら絶対に1発はぶん殴ろうと決意する。

[そんなの俺が、知っている筈がない。だけど、落ちてきた理由は少なくとも事故か故意の筈だ。個人的には事故の方が嬉しい。そっちの方が心労が減る。
 そうか、サンドイッチ美味かったか……。今度何か作った時の為にリクエストをしてくれ]

故意だったら、犯人をぶん殴って管理局と言う魔法関係の警察兼司法組織に引き渡さないと駄目だからだ。だったら、何故事故の方が良いのか?理由は回収したら、後は適当な世界に封印して放置しとけば良いからだ。基本自分と知り合いに被害が来なければ良い人間なので、そんな事も出来る。だけど、リニスは絶対に許さなそうだがな。

[ですね。
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