第2章 妖精の尻尾
告白
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「えっ・・・それって!!!」
「ウェンディ、俺はお前が好きだ!こんな俺だが・・・俺の・・・俺の恋人になってくれ!!!」
「はい!不束者ですか・・・喜んで・・・!」
ウェンディは礼をし、顔を上げた。
「ありがとう、ウェンディ・・・。」
「お兄ちゃん・・・。」
俺とウェンディの距離はどんどん近くなり、俺達はキスした。
「ん・・・。」
初めてのキス・・・唇はとても柔らかく、甘く感じた。
「嬉しい・・・お兄ちゃん。」
ウェンディは泣いてはいた。でもこれは、嬉し涙である。
「好きだぜ、ウェンディ。」
「私も好きだよ、お兄ちゃん。」
「あ、そうだ。これを渡そう。」
俺はポケットに入っていた。ある物を出した。
「白い翼のペンダント・・・?」
「花見の時にビンゴの景品で貰ったんだ。別名『愛のペンダント』だ。
好きな人の写真を入れる事で、その人と結ばれ、一生愛し合うと言われているペンダントだ。
こいつは2つで1つになるんだ。俺はお前の、お前は俺の写真を入れよう。
もし、それが本当なら、どうする?」
「うん!すごく嬉しいよ!!ありがとう・・・お兄ちゃん。」
「ああ。写真は今は無いけど。つけてやるよ。」
俺はウェンディに白い翼のペンダントを首にかけた。
「ウェンディ・・・愛してる。」
「私もだよ・・・お兄ちゃん・・・。」
俺とウェンディはまたキスをした。こうして、俺達は義兄妹以上に、恋人という関係を持った。
そして、今日は綺麗な満月が輝いていた。まるで俺達を歓迎してくれるかの様に・・・。
翌日・・・
「皆さん、迷惑をかけて、すみませんでした!!」
俺はナツさん達に謝罪をした。暴走したとはいえ、仲間を殴ってしまったので・・・。
「いいってことよ。仕方ねぇ事だろ?」
ナツさんは簡単に許してくれた。
「次も気をつけていく事だ。」
エルザさんが言う。
「はい!」
俺はそう返事をする。
「というか、俺は気になるんだが・・・
お前が暴走した時に、光を食べて元に戻ったんだけど・・・何でだかわかるか?」
グレイさんが俺に尋ねた。
「一時的でしたが、正気に戻りました。
暴走はどちらかの魔法不足の原因もありますので、
補充すれば元に戻ると思ったので、光を食べました。」
「成程。それで案の定、元に戻ったとい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ