第一章 無印編
第十一話 『海鳴温泉(後編)』
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ゃんのおかげでフェイトちゃんとお話できたよ!」
「何言っているのよ。それは全部なのはの努力の成果じゃない? 私はただ背中を押してあげただけ…。
それとフィアも強くなったわね。あの動きをさらに良くしてデバイスを使えるようになれば基準はわからないけど高みを目指せると思うわよ」
「ありがとうございます、お姉様!」
フィアちゃんはそう言ってシホちゃんに抱きついていた。
あれ? そういえば冷静になって考えてみると、
「そういえば、なんでフィアちゃんは人間の姿をしているの…?」
「え…? これが私の本当の姿だからですよ。前に夢で見せたと兄さんが言っていたんですけど…」
「………え?」
「なのは、覚えていないの?」
そう言いながら今度はユーノ君の体も光りだしてフィアちゃんと瓜二つだけど、少し男の子よりな容姿の少年が立っていた。
「え…? ふえぇぇぇーーー!?」
私は盛大に大声を上げていた。
そういえば夢で見たような気もしたけどまさか本当に人間だったなんて…。
そこにシホちゃんがなにやらどこにしまっていたのか分からないけどメモ帳を取り出した。
フィアちゃんもフェレットの姿に戻りシホちゃんの肩の上に乗って、
「…えっと、何しているの?」
「え? ユーノの罪状をメモしているだけよ?」
「そうです。兄さんは変態さんですから」
「っえ!? 僕がなにをしたっていうの!?」
「だって、女性のお風呂場に入ってきたじゃない?」
「だからあれは恭也さんのせいだって言ったでしょ!? それに最初は僕も男湯にいたじゃないか!」
そんな会話が繰り広げている最中、
(だとすると私達全員裸を見られちゃったって事…?)
その答えを得た途端、すごい恥ずかしくなり思わず「にゃああああッ!」と叫びながらレイジングハートでユーノ君を殴ってしまいました。
「…気絶しているわ。当然の報いね」
「…そうですね。いい薬です」
二人が無表情でフェレットに戻ったユーノ君を見下ろしながら会話をしていたところがとても怖かったです…。
でも暗くなるよりはいいよね? シホちゃんも今はそんな感じじゃないから。
そして夜もふける中、シホちゃんが人避けの魔術…(?)というものを使ってくれたのでうまく皆のところに戻る事が出来ました。
今日はもう日が変わっちゃっているけど、安心して眠れそうです。
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