第一章 無印編
第十一話 『海鳴温泉(後編)』
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える。
シホに学ぶ事が出来れば私も強くなれるかな…?
そんな希望的思考をしたがすぐに振り払ってバルディッシュを構える。
「私の名前はなのは。高町なのは! あなたのお名前は!?」
「シホに聞いているんじゃないんですか…?」
「あなたの言葉から聞きたいの!」
「…フェイト。フェイト・テスタロッサ」
突然の事だったから私は気づけば白い魔導師…なのはに名前を名乗っていた。
でもこれは、彼女も私と同じ土俵に上がってきたという意思表示でもある名前の交換。
それならもう手加減は一切しない。
「アーク…ッ!?」
私がアークセイバーを放とうとした。
だけど私となのはとの間をすごい速さでなにかが通過したのを見た。
戦闘も忘れて私はそれを見た。気づけばなのはも見ている。
通過した先に見たのは大樹に一本の黒い十字架のような剣が突き刺さっている。
それだけならまだよかった…でも、それで大樹はぽっきりと折れてちょうど私達の中間に倒れた。
あんな細腕のどこにあんな腕力があるのだろうと、唖然としている中、
「今日はもうこれくらいにしておきましょう。これ以上続けるなら私が参加するわよ?」
シホがそう言ってきた。
どうしてかと思ったけど…、
「二人とも思うところはあるでしょうけどこれでもう二人は対等の場に立ったわ。
今日はそれが目的の一つでもあったんだからもうこれ以上無意味な争いは避けなさい」
…そうか。
これもシホの計画のうちという訳だったんだね。
本当に、不思議な娘。
でもつい私は笑みを零した。
「アルフ…今日はもう帰ろう。目的のモノは手に入れた。これ以上は高望みだよ。それにシホにも怒られたくないし…」
「はぁい…それはあたしも思っていたところだよ。ところでそこの小娘! 名は!?」
「フィアットよ」
「フィアットね…その名前、覚えたからね! 次は覚悟しておくんだね!?」
「ええ。油断しないで待っているわ」
それでアルフは「ふんっ!」と鼻を鳴らせながらもどこか嬉しそうにしていた。
「それじゃ、またね。シホ、なのは…」
私達はそれで転移魔法を使い撤退した。
◆◇―――――――――◇◆
Side 高町なのは
フェイトちゃんは「またね」と言ってその場から消えていった。
結局ジュエルシードは先を越されちゃったけど…でも今は嬉しい気分。
だってやっとフェイトちゃんと名前で名乗りあえるんだから。
だから今度は理由も聞き出したいと思っていたら、
「なのは…二回目の戦闘にしては上出来だったじゃない」
そう、私をフェイトちゃんと戦えるように鍛えてくれたシホちゃんが褒めてくれた。
それでますます嬉しくなって、
「ありがとう、シホちゃん! シホち
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