第二話「赤い悪魔のお嫁さん」 ※
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」
髪をかきあげるエリカ。その黄金の髪が優雅に波打った。
「今夜、蒼蓮には決闘をしてほしいのよ。相手は草薙護堂よ」
「へぇ、第八のカンピオーネが相手か、いいぜ。大方、そいつの実力試しってところだろう?」
「そういうこと」
「了解。適当にあしらえばいいんだな。俺も同じ日本人としてそいつには興味があったから丁度いい」
最近噂になっている新たなカンピオーネ。俺と同じ日本人とのことだ。同じ国で生を受けた者としては興味がある。
俺の返事に満足そうに頷いたエリカは俺の手を取り、ベッドに倒れ込んだ。つられる形で俺もベッドに身を投げ出し、エリカを押し倒す格好になる。
俺の首に両手を回したエリカが甘い声で囁く。
「ねぇ、蒼蓮……。決闘まで時間があるのだし、久しぶりにあなたの熱を感じさせてくれない?」
「無論、俺はいつでもウェルカムだ」
妖艶な目でアンナを見つめるエリカ。
「アンナも混ざる? 貴女もいずれ蒼蓮の妻になるのでしょうから、わたしは構わないわよ?」
「い、いえっ……私は、その……け、結構ですぅぅぅ!」
顔を真っ赤にして出て行った従者を見てコロコロと笑った。
「ふふっ、相変わらずウブね、あの子。もうアンナとも最後までしたのでしょう?」
「美味しくいただきました」
初々しい反応で胸が膨れたがな! 純情だからあの子にとって多人数は難易度高いのよ。
「では、わたくしは少々外で散策して参ります」
シアは慣れているためか動揺を見せることなく頭を下げた。
「おお、すまんな。後でお前も可愛がってやるからな」
「はい……!」
頬を上気させて嬉しそうに微笑むメイドを見届け、俺は着物の帯を解いていった。
† † †
「ねぇ、蒼蓮……キスして」
甘い声で可愛らしくねだるエリカ。その髪を優しく梳きながら唇を重ねた。
「ん……ちゅ、んふ……久々の蒼蓮のキスで、身体が燃えるように熱いわ……ちゅ……」
「なら、今日は激しくいくか? ……ちゅ……」
「いえ、あなたの熱を長く感じていたいから、今日は優しくして……ん、んちゅっ、ちゅ……んぅ……」
首をホールドして小鳥のようにちゅっちゅと唇を合わせてくる。
「はぁ……んちゅっ、ちゅ……ふぅ、んっ……蒼蓮とのキス……はあぁ、んんっ……わたし、好きよ……」
「俺も好きだよ……もっと、深く」
今度は俺から唇を重ね、舌で閉ざさ
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