第一話「会合」
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は話にならんぞ」
「ええ、ですので」
笑みを浮かべたまま、次の言葉を紡ぐ。
「これ以上ない最高の相手を用意しました。わたしの主であり夫の海堂蒼蓮が相手を務めますわ」
一同が驚愕で顔色を変えた。
「なんと! 御自らがお相手を!?」
「すると、海堂様も既にこちらに?」
「いえ、まだ本人には要件は伝えていません。ですが、二つ返事で承諾されることでしょう。これ以上ない究極の相手だと思いますが」
重々しく頷く『紫の騎士』。
「うむ、確かに最高の相手だ。しかし、海堂様は今回の件に納得されるのか?」
「事後承諾になるけど心配はいらないわ。前々から護堂には興味があったようだし、それにあの人も他のカンピオーネの例に洩れず戦うのが好きだもの。きっと二つ返事で引き受けてくれるわ」
「そうか、ならよいのだが。お二方もそれでよろしいか?」
「う、うむ。海堂様が納得されているのなら、異論はない」
「同じく」
これで舞台は揃った。あとは役者を待つだけ。もうすぐ愛しの妻と逢えるわよ、待っていなさい、あなた!
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