第四十話 ズフィルード
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エツィーラ=トーラー」
「はい」
続いて女に声をかけてきた。
「無限力に関する調査は引き続き君に任せる」
「御意」
「では僕は神体ズフィルードの間で瞑想に入るとしよう」
「はっ」
エツィーラがそれに応える。
「早速儀の用意を致します」
「今度は長くなりそうだ」
男は笑いながらまた言う。
「終焉の時が近付いているからね」
(その間に鍵の入手と『ディス=レヴ』の完成を急がねばならんな)
(人間共が何を企もうが結果は同じ)
シヴァーと男はそれぞれ違うことを考えていた。
(バルマーがいや、この僕が生き残れば)
男は考えていた。
(新たな時のはじまりを迎えられるのさ)
これからのことを。しかしそれを知っているのは彼だけであった。バルマーもまた何かが蠢動していた。
第四十話完
2008・2・5
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