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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十七話 コンクリュージョン
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着いた様子で砲撃する。それで本当に一機撃墜してみせた。
「いいわね」
「わかりました。それじゃあ」
「御前は突っ込め!」
カチーナはタスクを無理にでも突撃させた。
「ジガンスクードはその為にあるんだしな!」
「わかってますよ。それじゃあ!」
まだ残っていたグラドス軍のSPTの一機に向かい拳を振るう。
「御前等は許せないんでな。やらせてもらうぜ!」
「うわあああああーーーーーーーーーっ!」
ジガンスクードの拳を頭部にまともに受けて吹き飛ぶ。そのまま動かなくなり宙に漂うのであった。それをカチーナのビルトビルガーが蹴り飛ばして爆発させる。何だかんだで見事な連携を見せる二人であった。
その中でセレーナはスペクトラの前に向かっていた。彼女の後ろにはアイビス達がいる。
「セレーナ」
「何?」
そこで声をかけてきたスレイに応える。
「どうしたのだ、この前から」
「この前からって?」
「白を切るな。様子がおかしいぞ」
「そうね」
それにツグミも頷く。
「何か焦っているような」
「別に焦ってはいないけれど」
セレーナはいつもの調子で白を切ってきた。
「別にね」
「そうは見えないけれどね」
今度はアイビスが言ってきた。
「今のあんた。あの金色のマシンを睨んでるよ」
「あのマシン?」
「だから白を切っても無駄だよ」
アイビスもそれを言うのだった。
「あんた、あいつと何かあったんだね」
「さあ?」
だがセレーナはここでも心を見せないのであった。
「何のことかしら」
「言わないんだったら別にいいさ」
アイビスはそれをよしとした。
「ただね」
「ただ?」
「あんたの後ろはあたしが持つよ」
「私もだ」
「私もよ」
スレイもツグミも言ってきた。
「仲間だけは忘れないようにね」
「御前に何があったかは聞かない」
アイビスとスレイがそうセレーナに声をかける。
「けれど。あんたがあんたでいる限り」
「後ろは任せろ」
「有り難う。感謝するわ」
やはりいつもの調子で言葉を返すセレーナであった。
「さて。来たわよ」
「また御前か」
スペクトラは彼女の姿を認めて仮面の下の目を顰めさせた。
「しぶとい女だ」
「どうしてその顔をしているのかしら」
セレーナは彼女に対して問う。
「といっても答えてはくれないわよね」
「当然だ」
スペクトラは冷たく彼女に返した。
「御前なぞに言うつもりはない」
「御前なぞ、ねえ」
それを聞いたセレーナの顔が少しシニカルなものになった。
「何かそれなりの御身分のようだけれどだったら何故仮面をつけているのかしら」
「・・・・・・・・・」
スペクトラはその問いには答えなかった。
「まあ答えないのならいいわ。その仮面」
「セレーナさん、どうするんですか?」

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