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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十七話 コンクリュージョン
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わね」
「わかりました。それじゃあ」
「撃てーーーーーーーーっ!」
タリアが叫ぶと同時にタンホイザーが放たれた。それでグラドス軍のSPTが数十機程度消し飛んだ。かろうじて生き残っている面々にプレアがドラクーンで攻撃を浴びせる。
「これなら!」
ドラクーンは的確にそのコクピットを撃っていく。こうしてかろうじて残った敵が炎の棺桶となっていく。グラドス軍は退くこともできずその数を次々に減らしていた。
「敵は退くことができない」
クワトロはそれを正確に把握していた。
「だがそれならそれで」
「容赦することないのよ!」
クェスが叫ぶ。
「こんな奴等。行けっ!」
叫びながらファンネルを放った。
「ファンネル達!」
ファンネルは一つ一つが複雑な動きを示してグラドス軍に一機一機襲い掛かる。まるで獣の様なその動きで敵を葬っていく。何時しかグラドス軍はその数を大きく減らしバルマー軍が出て来ていた。だが彼等もロンド=ベルに対しては劣勢であった。しかしそれでもロンド=ベルは安心してはいなかった。
「いないのか、今は」
「どうでしょうね、それは」
カイにジャーダが応えた。
「ただ出番を待っているだけかも知れませんよ」
「いざという時に備えてか」
「ええ。いるのなら絶対に出ますね」
彼は読む目でそう述べた。
「あれだけの戦力ですからね」
「切り札はここぞという時にこそ切るもの」
カイはまた言った。
「それならばな」
「用心だけしておきますか」
「敵の増援が来ました」
ここでラトゥーニが言う。
「数二千」
「二千か、ここで」
ジャーダはそれを聞いて顔を顰めさせた。
「随分な数だな、何時にも増して」
「それだけ真剣ってことなんでしょうね」
ガーネットがそれに応えて言う。
「向こうも」
「へっ、素直に諦めてくれればいいのによ」
ジャーダは自分達の都合で言うのであった。
「前の戦争で随分やられてるしよ」
「敵には敵の事情がある」
カイはそうジャーダに言葉を返す。
「それはわかるんだな」
「わかりたくないですけれどね。それにしても」
「来たよ来たよ!」
タスクが叫ぶ。
「二千もここで来るとやっぱり辛いよなあ!」
「騒がないの」
そんな彼をレオナが嗜める。
「多いのはいつものことだから」
「そうだけれどよ。何かここまで多いと」
「多かったら減らせ!」
カチーナがタスクに対して怒鳴る。
「それだけでいいだろうが!」
「減らすんですか!」
「そうだ!撃て!撃ちまくれ!」
今度は叫んだ。
「それで数減らせ!いいな!」
「わかりましたよ。それにしても」
「一機撃墜すればそれだけ数が減るわ」
彼の後ろからラーダが言ってきた。
「だから。こうやって」
「こうやって」
「撃つのよ」
落ち
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