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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十七話 コンクリュージョン
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れに」
カミーユがここで言う。
「もう一隻の戦艦は」
「あれよね」
セシリーがその戦艦を見ていた。
「また随分と変わった形の戦艦よね」
「戦艦、っていうか」
シーブックはそれを見て複雑な顔をしていた。
「何かあれは海賊船みたいだな」
「そうよね」
そうなのだった。見るからにそうした感じの船だったのだ。
「はっはっは、海賊ですか」
その戦艦から声がしてきた。
「その通りですね。言われてみれば」
「誰なんだ、あんた一体」
ビルギットがそれに突っ込みを入れる。
「私ですか?私はカラスといいます」
見れば白髪で怖い顔をした男であった。片眼鏡が印象的である。
「元はティターンズにいました」
「元ティターンズねえ」
「そういえばそんな顔だよな」
一矢と豹馬がそう話をする。
「それでこの度マザー=バンガードの艦長になったのですよ」
「それで我々も来た」
「宜しくな」
ザビーネとドレルもいた。
「我々はモビルスーツには乗らずに艦の指揮に専念する」
「そういうことだ」
頭の禿げた老人もいた。
「ウモン=サモンじゃ。宜しくな」
「何か大所帯も一層凄くなってきたっていうか」
「これって」
皆そう言い合う。
「もう個性派なんてものじゃないわよね」
「そうだよな」
セシリーの言葉にシーブックが頷く。
「けれど戦力にはなるな」
「ええ、それは」
「それで戦力が揃ったところでですね」
カラスが一同に言ってきた。
「皆さん、敵ですよ」
「バルマーか!?」
「もう来たのかよ」
皆それを聞いて声をあげる。
「月面に今向かっていますよ」
「よし、それならばだ」
グローバルはカラスの言葉を聞いてすぐに判断を下した。
「ここからすぐに彼等に向かう。それでいいな」
「了解」
「それじゃあ今から」
皆それに頷く。こうして合流もそこそこにロンド=ベルはバルマー軍に向かう。見れば彼等の大軍はまだこちらに気付いてはいなかった。
「よし、いい具合だな」
「そうだな」
一矢の言葉に京四郎が頷く。
「このまま側面を突けば戦いが有利に進められるな」
「その通りだ。このまま敵の右側面を突く」
グローバルがここで言ってきた。
「全軍でだ。いいな」
「そうですね。丁度いい具合に」
見ればそこにはグラドス軍がいる。彼等の多くが憎悪してやまない。
「グラドス軍がいますし」
マリューも彼等を睨んでいた。
「このまま突撃して一気に敵陣を崩せますね」
「そう。だから」
グローバルはまた言う。
「全軍このまま全軍で突撃を仕掛ける。いいな」
「了解!」
こうしてロンド=ベルはバルマーの軍勢に急襲を仕掛けた。彼等が気付いた時にはもうロンド=ベルはすぐそこまで迫っていた。
「あんた達のことはもう知ってるよ」
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