第三十七話 コンクリュージョン
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」
そう言って微笑んでみせる。
「それがわかりました」
「一矢を認めているんだな」
「一矢さんは誰も馬鹿にはできません」
こうまで言うのであった。
「その強い一途な心は。誰にも」
「それが築き上げたんだ」
京四郎は今度はこう言った。
「血急とバームの平和をな」
「そうですね。一度は壊れた平和を」
その何処までも一途な愛で築きなおした彼のことを。二人は知っていたのだ。無論それは二人だけではなく他の皆もである。
「では皆さん」
ユリカがまた言う。
「今から火星に!」
「了解!」
「行くぜ!」
皆高らかに叫んで彼女の言葉に応える。
「バームの人達の為に!」
「エリカさん達の為に!」
口々にそう叫ぶ。
「こうでなくっちゃね」
サブロウタがその中で言った。
「火事場の中に飛び込んでこそってね」
こうして彼等はボゾンジャンプで火星に向かった。今戦いの神の星が戦乱に覆われようとしていた。
第三十七話完
2008・1・13
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